【ためしてガッテン】で食べる油の新常識が紹介されました。その油を1日スプーン一杯飲むだけで、ダイエットにも効果的でさらに中性脂肪が改善され、また心筋梗塞の危険度も下げる効果が期待できるとのことです。
その油とはオメガ3脂肪酸のえごま油です。
その効果を引き出すには使い方と保存方法にポイントがあります。
それを守ればカレーやラーメン、ビールに入れて食べても効果的なんです。えごま油について詳しく解説していきましょう。
Contents
えごま油の効果効能
えごま油はオメガ3脂肪酸(人が体内で作り出せないもの)です。この脂肪酸はα‐リノレン酸が代表的です。
α‐リノレン酸は体内で青魚に含まれるEPAやDHAに変わります。これらの成分によって次のような効果があげられます。
・中性脂肪や悪玉コレステロールを減少する働き
・アレルギー症状の緩和
・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病予防
・血流促進、美肌効果
・高血圧の改善
・認知症緩和
・メンタルケア
などが期待できます。
えごま油でダイエット!
番組で紹介されていたくどう内科の工藤孝文先生のダイエット外来では一年間で-11kgのダイエットに成功した方がいらっしゃいました。
その方法は1日スプーン一杯(小さじ1)を食べ物にかけて食べることだそうです。
なぜそれだけでダイエットにつながるのでしょうか?
番組内で人の基礎代謝による消費カロリーを正確にはかるヒューマンカロリーメーターを使って実験をし、えごま油をとることで1日70㎉消費カロリーがアップした結果が出ていました。
基礎代謝とは何もしていなくても消費するカロリーの事です。えごま油を摂るだけでいままでより70カロリーも消費してくれる身体になるのです。
寝ている間も消費してくれるなんてうれしい効果ですね!
えごま油のα-リノレン酸は中性脂肪をとかし、体脂肪を燃やしてくれる作用もあるのでその効果によってダイエット効果が期待できるようです。
この効果を試すために48人の人に1ヶ月間えごま油をスプーン一杯摂ってもらった結果48人中33人が減量に成功し、平均で0.93kg体重が減少していました。
※ここでご紹介した結果はいずれも個人差があることをご了承ください。
えごま油と亜麻仁油との違いは何?
えごま油はシソ科のエゴマの種子から造られ、亜麻仁油は亜麻の種子を搾ったものです。えごま油と亜麻仁油は同じα-リノレン酸が豊富に入っていて栄養素も健康効果もほぼ一緒です。
違うところは微量栄養素がえごま油はビタミンE、亜麻仁油はビタミンKが含まれているところが違います。
亜麻仁油はビタミンKにより血液をかためる働きがあり、女性の月経過多などの軽減に期待できます。
以下の表にえごま油と亜麻仁油の風味の違いをまとめました。参考にしてください。
えごま油の食べ方は?飲むタイミングも大事
えごま油の食べ方は一番お手軽なのが料理に「かける」野菜などに「つける」スープや味噌汁に「混ぜる」が良いでしょう。
飲むタイミングは朝食が一番効果的なのだそうです。それは朝とることによって、その後の活動による脂肪燃焼効果がよりアップするからです。
運動が出来る場合は、飲んだあと運動すれば脂肪燃焼にさらに効果的です。
使い方と保存方法!加熱は避けるべし
えごま油に含まれるαリノレン酸には「熱に弱い」という弱点があります。なので使い方としては加熱する炒め物や揚げ物などはやめましょう。
20℃(常温)なら大丈夫なので料理にかけたり、ドレッシングやたれ等で混ぜて使う方法がおすすめです。
また、えごま油は酸化しやすいので、保存方法によっては激しく劣化してしまいます。えごま油の効果を活かすため次の点に注意しましょう。
使い方と保存方法の注意点
・加熱は避ける
・長時間空気にさらさない
・光にあてない
・冷蔵庫に保管する
開封後は1ヵ月を目安に使い切ってください。
えごま油に副作用はある?摂取量の注意点
えごま油は体脂肪を燃やすといっても摂りすぎてはカロリーオーバーになるので1日小さじ一杯を守ってください。
また、えごま油は血液をサラサラにする作用があるので、摂りすぎると血が止まりにくくなるので注意しましょう。
紅花油・ごま油などのオメガ6とえごま油・亜麻仁油などのオメガ3とのバランスが
オメガ6:オメガ3=2:1
になることが心筋梗塞などの予防にもなり大切なことが研究によりわかってきたということです。
オメガ6はマーガリンや揚げ物、カップ麺、ファストフード等に多く含まれています。食生活の中では意識して摂らなくても多量に食べている場合があります。
なので出来るだけオメガ6系の油を含む食べ物を減らすように工夫していきましょう。
オメガ6は減らし、オメガ3を積極的に食事に取り入れてバランスよく摂っていくことを意識していくとよいでしょう。
えごま油の危険なメーカーの見分け方
えごま油は以前からメディアに取り上げられ注目されることで、たくさんのえごま油が販売されるようになりました。その結果、国産と偽り、効果の薄いえごま油を販売する危険なメーカーが多数出てきました。
やはりえごま油は国産のものが安心です。ですが、購入時に国産かわかりにくく、国産と書かれてあっても原材料のえごまは中国産だったという危険なメーカーもあります。
国民生活センターでは消費者の声からえごま油の成分を調査を行いました。見分け方の参考にしてください。
国民生活センター「見た目だけではわからない、えごま油の品質」
購入時に見分けるチェックポイントもまとめてみました。
・えごまの原産国がはっきり明記されているか?
・低温圧搾でしぽられているか?
・えごま種子100%で造られているか?
・遮光瓶や箱に入っているか?(遮光瓶と書いてあっても安いのは遮光瓶でない可能性があります。)
・品質表示がしっかり書いてあるものがよい
せっかく良いと思って食べていても、えごま油の成分が悪いと身体にも良くないですよね。しっかりチェックして購入しましょう。
おすすめの国産えごま油はこちら
お値段は高いですが、品質は確かなものです。
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楽天ランキングで第1位を獲得した商品で、希少国産えごま種子を使った商品です。
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まとめ
・日本人に足りない油はオメガ3
・えごま油でダイエット効果が期待できる
・えごま油で中性脂肪も改善
・摂りすぎると血が止まらなくなったり、逆にカロリーオーバーになる
・成分が薄い危険なメーカーもある
日本人が魚をあまり食べることがなくなり、外国からバターやオリーブオイルなど入ってきたことにより、必要な油のバランスが崩れていることが番組でわかりました。
それにより、生活習慣病のリスクも高くなってきたので是非この機会に油の種類や取り方を改めていかれてはいかがでしょうか?
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コメント
江胡麻オイルを 化粧に使っても良いですか。
乗松 博子様
こんにちは。
えごま油を化粧品として使用するのは避けられた方がいいと思います。
専門的なことはわかりませんが、えごま油は酸化しやすい油なのでお肌にとって良くないイメージがあります。
お肌にシミなどできては大変なので、お肌専用のオイルを使用されるのが安心と考えられます。