玉ねぎ麹は玉ねぎと塩こうじを合わせた発酵調味料です。玉ねぎは血液サラサラ効果をはじめ様々な効能があります。
そして麹にも麹菌による酵素など有効成分が豊富に含まれていますが、玉ねぎ麹はその二つの効果効能を併せ持ち身体によい最強の調味料です。
便秘解消やダイエット効果などにも期待できる万能調味料です。
玉ねぎ麹は旨味がギュッと詰まった調味料なので和洋中どんな料理にも合い、料理の味をコク深いものに変えてくれます。
ここでは日々の食事で健康に気をつけたい方や、料理の味を一段アップさせたいあなたに最適な玉ねぎ麹をご紹介していきます。
Contents
玉ねぎ麹の6つの効能!ダイエットにも効果絶大
ダイエットに効果絶大
玉ねぎに含まれるフラボノイドの一種、ケルセチンは脂肪を吸収しにくくする働きと体外に出す役割が期待されます。
また、玉ねぎに含まれる硫化アリルは血行、血流を良くしてくれます。それによって代謝が上がり、免疫力もアップし体温も上がることでダイエットに効果があるといわれています。
血糖値の急上昇も防ぐことができるので、脂肪を蓄えにくい体質となり、健康的にやせていくことができるでしょう。
そして、麹菌に含まれるビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促すのでよりダイエット効果が期待できると言えますね。
血液サラサラ効果で血栓を防止
玉ねぎの含硫アミノ酸は、空気にふれることで催涙成分であるチオスルフィネートに変わります。
このチオスルフィネートが血栓をできにくくするだけでなく、血栓を溶かす効果も期待できることがわかってきています。
玉ねぎ麹は玉ねぎをすりつぶすことで、チオスルフィネートに変わりやすい状態になるのでより効果的といえます。
また、玉ねぎは血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させてる効果もあるため、血液をサラサラにしてくれます。
便秘解消
麹にはオリゴ糖やグルコース、ビタミンB群が豊富に含まれています。オリゴ糖は腸内で善玉菌の餌となって善玉菌を増やしてくれます。
それによって腸内環境が整い、腸の働きが良くなって便秘解消になります。
玉ねぎも比較的オリゴ糖が多いので、麹との相乗効果でより効果アップが期待できます。
骨粗しょう症の予防
玉ねぎに含まれるケルセチンのは骨の形成を活性化させる効果があることが近年の研究でわかってきました。
ケルセチンによって骨芽細胞を活性化させることにより、新たな骨を形成することで骨粗しょう症の予防になることが明らかになりました。
ケルセチンは、ビタミンDの受容体を活性化することがわかっています。ビタミンDは、骨形成、腸内でのカルシウムやリンの吸収促進、筋肉強化、認知機能の向上などに役立ちます。その働きによって、骨形成が促進されると推察されます。
引用元:「壮快」2019年4月号
毎日の食事の中に玉ねぎ麹を摂り入れることは、骨粗しょう症の予防になります。
老化防止
玉ねぎに含まれるケルセチンはポルフェノールの中でも最も抗酸化作用に優れています。また、麹にも抗酸化作用があります。二つが一緒になりより効果的な抗酸化作用が期待できます。
抗酸化作用とは身体を老化させてしまう活性酸素を除去してくれる働きです。抗酸化作用によって血管をしなやかにし、血流を促すことにより全身の老化防止に役立ちます。
玉ねぎに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収率のあげて新陳代謝をよくしてくれ、疲労回復に役立つことから体力も若返らせてくれるでしょう。
高血圧、血糖値、認知症に特効
玉ねぎには硫化アリルの効果で血管を広げ、血流を良くし血圧を下げる働きがあります。また、ビタミンCが含まれているので、ケルセチンと共に働いて血管をしなやかに丈夫にしてくれます。
さらに、麹に含まれるビタミンB6とマグネシウムにも血圧を下げる効果があるので、相乗効果で高血圧の改善が期待できます。
玉ねぎにはグルコキニン、ケルセチンの働きで、血糖値を下げることも期待できます。そして豊富に含まれるケルセチンは非常に強力な抗酸化力をもっています。
その効果で認知症予防にも有効とわかってきました。
自宅で簡単!玉ねぎ麹の作り方はたった3ステップでOK
うまみと栄養のつまった玉ねぎ麹の作り方を3ステップでご紹介します。
【材料】
玉ねぎ・・・中2個
米麹・・・(乾燥)100g
塩・・・20g
①玉ねぎをざく切りにし、フードプロッセッサーにかける。(フードプロッセッサーがない場合はおろし器ですりおろす)
フードプロッセッサーで下記画像のような状態にする。
②こうじをよくもみほぐしながら、塩と混ぜる。
③①の玉ねぎを加えてさらによく混ぜる。タッパー等の密閉容器に入れる。
1日1回よくかき混ぜて常温で3日~5日発酵させる。
発酵の目安はピンクがかった茶色っぽい色に変わり、玉ねぎの強い臭いも和らいできたら出来上がり。
注意:夏場は発酵のスピードが早いのでこまめに状態をみて発酵したようだったら冷蔵庫で保管す。腐敗を防ぐには発酵期間を短くするか、塩を倍量にする。
画像は仕込んだばかりの玉ねぎ麹
下記画像は3日たった状態の玉ねぎ麹
保存方法と消費期限の目安
保存は冷蔵庫でします。冷蔵庫なら消費期限は1ヶ月くらいですが状態によっては腐敗したりするので、よく観察し早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存なら3ヵ月を目安に使うようにしましょう。解凍は自然解凍でします。
玉ねぎ麹の効果効能をUPさせる絶品レシピ3選
玉ねぎ麹の肉を柔らかくする効果や、料理の味を深くしてくれるのでいろいろな料理に活用できます。ここでは玉ねぎ麹の良さを活かした料理をご紹介します。
玉ねぎ麹入り豆腐とキノコのトマト煮
玉ねぎ麹を肉と一緒に炒めることによって、肉が柔らかくまろやかな舌触りに変わります。
【材料】
豚肉(こま切れ)・・・300~400gくらい
玉ねぎ麹・・・大さじ3~4
ごま油・・・適量
トマト・・・中4個
豆腐・・・一丁
キノコ・・・えのき、シメジ、しいたけ、各1パック
小松菜・・・1束
醤油・・・100cc(好みで調節)
ラー油・・・適量
【作り方】
①鍋にごま油を入れて、玉ねぎ麹を絡めた豚肉を炒める
②①にトマト、キノコ類を入れて鍋の中をひと混ぜする
③豆腐を加え、その上に醤油を回し入れて煮込む
※具材から水分が多量にでるので水は加えない
④トマトがくったりと煮込まれたら小松菜を入れ、小松菜に火が通ったら出来上がり
⑤食べる前にラー油をかける
サバの龍田揚げ
玉ねぎ麹パンプキンスープ
【まとめ】玉ねぎ麹で血液サラサラにして病気知らずの体になろう!
・玉ねぎ麹はダイエットや身体によい6つの効果効能がある
・玉ねぎ麹は料理を絶品に仕上げてくれる
・玉ねぎ麹は3ステップで簡単
・腐敗しやすいので状態をよく観察することが必要
玉ねぎ麹を使った感想は特に肉を柔らかくしてくれる効果が凄いと思いました。味も深みが出て何でもない肉炒めが特別な一品に変わりました。
是非、あなたも玉ねぎ麹をためしてみてください。きっと料理の出来栄えがアップしますよ。