焼き芋ダイエットをご存知でしょうか?テレビ番組でも取り上げられ話題になったダイエット法です。
焼き芋と言えば太るもののようですが、じつはさつまいもの成分はダイエットに効果的でさらに冷やすことで効果がアップするという嬉しい食材です。
そして焼き芋は腹持ちが良いので、ダイエット中に空腹で耐えられないという辛さがありません。まさにダイエットに最適な食べ物なんです。
この記事では空腹感からダイエットに失敗してきたあなたに向けて焼き芋の痩せる5つの理由をお伝えします。
独自に行った体験者向けアンケート結果をみられたら希望がわいてくると思いますよ。
Contents
焼き芋ダイエットの効果【口コミ】
こちらのサイトでは独自に体験者の方にアンケートを行いました。焼き芋ダイエットは本当に痩せるのか気になるところを調査してみました。
・53kgから43kgに減量
・期間は約半年
・毎食のご飯を焼き芋に置き換えて食べたり、甘いものが食べたい時や空腹の時に焼き芋を食べた
・焼き芋の1日の量は平均300gくらい
・運動はランニング20分、週3回
・体の変化は便通が良くなり、肌の調子も良くなった
・55kgから51.5kgに減量
・期間は20日間
・朝食と17時くらいに食べた
・焼き芋の1日の量は3本
・運動は1日1万歩くようにした
・体の変化は便秘が解消した
・54kgから52kg
・期間は10日間
・毎食の炭水化物を焼き芋に置き換えた
・1本300gから500gを3食に分けて食べた
・腹7分目を意識した
・体の変化は便の量が増えた
アンケート結果としては急激に体重が落ちるのではなく、緩やかに減量していくことがわかりました。
急激な減量はリバウンドの原因にもなるので理想的ですね。
身体の変化は便通が良くなったというのが目立ちました。
焼き芋のカロリーはどのくらい?
焼き芋のカロリーは1本300gで489㎉です。
489㎉を運動で消費しようとすると、体重60kgの人でウォーキング=約3時間、自転車=約1時間強、ランニング=約50分です。
結構、高カロリーですね。
焼き芋はダイエットに不向きに思えますが、じつはさつまいもに含まれている痩せ成分と、「冷やす」ことによりダイエット向きの食材なのです。
冷やし焼き芋の痩せ効果
焼き芋はそのままでも痩せ効果はありますが、さらにダイエット効果を増すためには冷やし焼き芋がいいです。
冷やし焼き芋とは、さつまいもを1度加熱したあと、冷蔵庫で冷やしたり、冷凍したりした冷えた焼き芋のことです。
さつまいものでんぷんは冷やすことで、「レジスタントスターチ」というでんぷんに変わります。
レジスタントスターチは焼き芋の痩せ効果をアップさせる痩せ成分なのです。
では、次に焼き芋ダイエットの痩せる理由を説明していきたいと思います。
焼き芋ダイエットで痩せる5つの理由
便秘解消に効果的
さつまいもは食物繊維が豊富な食べ物です。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。さつまいもにはこの2種類の食物繊維が豊富に含まれているので便秘の解消に効果的です。
水溶性食物繊維の働き
・腸内で善玉菌のエサとなって増やしてくれる
・便の水分を増やして便通をスムーズにしてくれる
・血糖値の急上昇を抑える
・血中のコレステロール値を減少させる
不溶性食物繊維の働き
・便のかさを増やしてくれる
・腸壁を刺激して便通を促してくれる
さらに、さつまいもにはヤラピンという成分が含まれています。ヤラピンはさつまいもにしか含まれず、脂肪燃焼効果や腸の蠕動運動を促す作用があります。
さつまいもを切った時ににじみ出てくる白い液体がヤラピンです。
ヤラピンは皮を食べることで摂取できるので、焼き芋は皮ごと食べましょう。皮にも不溶性食物繊維が含まれているので、より便秘解消に効果的です。
便秘は新陳代謝が悪くなり、皮下脂肪がつきやすくなるので太る原因となります。便秘の解消が代謝をアップにつながっていきます。
また、食物繊維は脂肪が溜まるのを防いでくれる効果も期待できるのです。
レジスタントスターチの痩せ効果
焼き芋を冷やすことによって変化したレジスタントスターチは2種類の水溶性、不溶性の食物繊維と同じ働きをしてくれます。
消化されにくいでんぷんなので、腸内を移動するときも消化が緩やかになります。なので血糖値の急上昇が抑えられて脂肪を溜め込むことを防ぐことができます。
また、食物繊維と同じように便通を良くしてくれ、便秘の改善に役立ちます。
さつまいもは食物繊維が豊富なうえにレジスタントスターチにも変わりやすく、さらにヤラピンも加わり食物繊維の作用による痩せ効果が倍増されてるといえる食材です。
ポテトプロテインで無理のないダイエット
さつまいもにはポテトプロテインという満腹中枢を刺激する成分が含まれています。
満腹中枢が刺激されると過剰に食べ過ぎる事を防ぐことができます。
焼き芋は満腹感があり、腹持ちがいいので空腹に苦しまずに続けやすいこともダイエット成功の理由なのではないでしょうか。
さつまいもは栄養豊富で太らない身体に
さつまいもはとても栄養豊富な食材です。
ダイエットといえば摂り過ぎた脂肪や糖質の吸収を抑えるというイメージでしたが、最近では栄養不足により代謝が悪くなり太りやすくなっている傾向があるそうです。
なのでしっかりと代謝を上げるために鉄分、ビタミンB群や、骨や筋肉のために亜鉛、カルシウムなどを摂ることが必要です。
さつまいもにはカルシウム、りん、鉄、カロテン、ビタミンB1、B2などが多く含まれています。
さらにビタミンCはみかんと同じくらい含まれているだけでなく、ビタミンCがでんぷんに包まれているので加熱に強く壊れにくいです。
また、カリウムも豊富なのでむくみの解消にも効果的です。
さつまいもは美肌にも効果的なので美しく痩せられますね。
クロロゲン酸で糖質カット
焼き芋にはクロロゲン酸が含まれていて、糖質をカットしくれる作用があります。さつまいもで作る「いもご飯」は太りそうですが、クロロゲン酸と食物繊維の働きで吸収を抑えてくれるので理にかなった食べ方なんだそうです。
焼き芋ダイエットのやり方
・1日1食の内容を、「冷やし焼き芋+おかず」という食事内容にする。(ご飯や麺類などの主食は食べない)
・1回の食事で主食の代わりとして食べる焼き芋の量は、「150g程度、約1/2本」
・1日2食までは主食を焼き芋に置き換えてもいいが、必ず一緒におかずも食べる
・軽い運動や腹八分目を心がける
効果倍増!冷やし焼き芋の作り方
1.さつまいもを加熱する3つの方法
電子レンジで作る
①さつまいも200gをぬれたキッチンペーパーで包み、さらにラップで包む。
②電子レンジの「解凍モード」ないしは200W前後で10分間加熱する。
③上下をひっくり返して再度10分間レンジで加熱する。
オーブントースターで作る
①さつまいも200gを洗い、皮つきのままオーブントースターに入れる。
②180度くらいで15分焼き、ひっくり返してさらに15分焼く。
※ワット数が高いトースターはアルミホイルをしいて焦げないようにすると良い。
炊飯器で作る
①さつまいも200gを洗い半分に切る。(炊飯器に入りやすい大きさにする。そのままでも入れば良い)
②皮付きのまま炊飯器に入れる。
③水100CCを加えて「玄米モード」で炊飯する。
※さつまいもの大きさによって軟らかくなる時間が違ってきますが、竹串がスーと通れば大丈夫です。
2.焼き芋を冷やす
焼き芋の粗熱がとれたら、ラップでくるんだり、保存容器、ジップロックなどに入れて冷蔵庫で冷やす。
・良い芋を使うと美味しい焼き芋が出来る
・低めの温度で長時間加熱すると甘みが出る
焼き芋の保存期間
・冷蔵保存は3日間
・冷凍保存は1ヵ月
を目安にしましょう。
季節や保存状態によって腐る場合もあるので、臭いや味に異常がないか確認して食べましょう。
【まとめ】さつまいもは痩せる!コツは冷やし焼き芋
・焼き芋ダイエットは結果が出やすい
・焼き芋は冷やすことで痩せ効果がアップする
・焼き芋は栄養満点。たんぱく質をプラスすると完ぺき
・焼き芋ダイエットは満腹感があり辛くなりにくい
焼き芋ダイエットは生活に取り入れやすく、健康にも良いダイエットではないでしょうか。とても美味しいので食べ過ぎには注意しましょう。