美容効果や健康効果が期待できると今注目が集まっている「えごまパウダー(えごま粉)」をご存じですか?
えごま油はテレビで紹介されその効果は知られていますが、えごまパウダーの効果は意外と知られていません。
えごまパウダーはえごま油を搾ったあとの搾りかすですが、えごま油が1/3は残っていて食物繊維やミネラルが豊富なんです。さらに、搾りかすとは思えない栄養成分が含まれています。
この記事では、えごまパウダーの効果と、えごま油とはどう違うのかについて、また簡単な使い方、食べ方や人気おすすめのレシピについてご紹介していきます。
Contents
えごまパウダーの効果は何?3つの効能
えごまパウダーに含まれる主な成分がどのような効果をもたらすのかご紹介していきます。
血管年齢の改善・美肌効果
えごまパウダーの主成分はαリノレン酸というもの。
これは体に不可欠な必須脂肪酸ですが、体内で合成できないので食事から摂る必要があります。
αリノレン酸が豊富な食物としてくるみが有名ですが、なんとえごまパウダーにはくるみの2.6倍ものαリノレン酸が含まれているのです。
このαリノレン酸は
・血管年齢を改善
・認知症の予防や美肌効果
などの効果が期待できると言われています。
血糖値を下げる・認知症の予防効果
えごまパウダーにはロズマリン酸(ロスマリン酸)も多く含まれています。ロズマリン酸とは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種。
シソ科の植物に多く含まれる成分ですが、えごまパウダーには大葉の5倍ものロズマリン酸が含まれています。
このロズマリン酸は
・血糖値を下げて糖尿病を予防する効果
・脳機能の低下を防ぎ、認知症やアルツハイマーの予防
が期待される成分として、近年医療の分野でも大注目されているのです。
便秘解消・代謝アップ
えごまパウダーには、カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、食物繊維はえごま油よりも多く含まれていると言われています。
食物繊維には便秘の改善をはじめとした整腸効果があります。
ミネラル類はとても大切な栄養素ですが現代人に不足しがちと言われていますです。
ミネラル類が不足すると身体に様々な不調があらわれてきます。ミネラルを摂ることによって、代謝を高め、免疫力を上げる効果があると言われています。
えごまパウダーとえごま油の違い
えごまパウダーは油の搾りかすを乾燥させてパウダー状にしたもののことです。
えごま油と比べてαリノレン酸の量は減ってしまうと言われていますが、食物繊維やミネラル類は油よりも多く含まれていると言われています。
えごま油は少々値が張るのに対し、えごまパウダーはリーズナブルで入手しやすいのがメリット。
またえごま油は酸化しやすいため加熱には向かない、長期保存が難しいなどの特長がありますが、えごまパウダーは長期間保存が可能。冷凍すればαリノレン酸の量も1年ほどは変わらないというのもメリットです。
また、油よりも熱に耐性があるので料理に取り入れやすいですね。
参考➡【ためしてガッテン】えごま油の効能でダイエット!効果的な使い方と食べ方を伝授!
えごまパウダーの簡単な使い方、食べ方
えごまパウダーは気軽に使えるのが特長です。和え物に混ぜたり、お鍋やスープに入れたりするのもおすすめです。
スムージーやヨーグルトに入れるのもいいですよ。ふりかけとしてごはんにかけてもよく、香ばしい味わいを添えてくれます。1日にスプーン1杯(約10g)を目安に摂取するのがいいでしょう。
注意点として摂りすぎに気をつけましょう。
えごまパウダーに含まれるαリノレン酸は血液をサラサラにしてくれる効果がありますが、摂りすぎると血液が止まらなくなるということがあるので、適量を守りましょう。
えごまパウダーを活かしたおすすめレシピ紹介
水菜のえごま和え
料理名:水菜のえごま和え
作者:2727椿
■材料(2人分)
水菜 / 77g
えごまパウダー / 大さじ2
昆布醤油 / 小さじ2
蜂蜜 / 小さじ1
塩(水菜用) / 少々
■レシピを考えた人のコメント
蜂蜜が入っていますので甘いです。
【作り方】
・水菜は塩少々の入った熱湯で茹でる。茹で上がったら、食べやすい長さに切る。
・すり鉢に、えごまパウダー、昆布醤油、蜂蜜をすり混ぜる。
・水菜の水気を切って、入れて、和える。
小松菜のスープえごま乗せ
作者:ゆかちん1992
■材料(2人分)
小松菜 / 2束
人参 / 4分の1本
豆腐 / 小一丁
コンソメキューブ / 2個
エゴマパウダー / 小さじ1
水 / 500ml
■レシピを考えた人のコメント
手間なく簡単に作れます!エゴマの香りがしてとっても美味しいです(^ω^)
【作り方】
・小松菜は3センチ幅に、人参は薄め短冊切りに、豆腐は賽の目切りにしてください。
・鍋に水を入れ沸騰したらコンソメキューブ、人参、豆腐を入れます。人参が柔らかくなれば小松菜を入れ2分ほど火にかけたら完成!
・盛り付けたらエゴマパウダーをのせたら完成です。
ヘルシーささみと胡瓜なめこの和え物
作者:結后
■材料(一人分人分)
ささみ / 2切れ
胡瓜 / 1本
なめこ / 4分の1パック
☆醤油 / 大さじ7
☆えごま油 / 大さじ1
☆えごまパウダー / 大さじ1
☆黒酢 / 小さじ1
☆黒砂糖 / 小さじ1
お湯 / 500cc
塩 / ひとつまみ
酒 / 大さじ1
■レシピを考えた人のコメント
ヘルシーです♪おつまみやダイエット中のおかずにお勧めです♪
【作り方】
・ささみの筋を取り除く。なめこの石づきを取る。胡瓜は薄切りに切り、塩を振り混ぜて馴染ませる。
・お湯を沸騰させ酒を入れて、ささみとなめこをを火が通るまで茹でる。なめこは火が通ったら取りだし、ささみはそのままお湯の中であら熱がとれるまで冷ます。
・あら熱が取れたらささみを一口サイズに手でほぐす。
・☆を混ぜ、なめこきゅうりとささみを入れてよく和える。
【まとめ】えごまパウダーの効果は何?
・αリノレン酸による血管年齢の改善・美肌効果
・ロズマリン酸による糖尿病予防・認知症予防効果
・食物繊維やミネラルによる整腸効果・代謝アップ効果
・えごま油と比べてミネラルや食物繊維が豊富。リーズナブルで長期保存もしやすい
・どんな料理にも入れられて、香ばしい風味をつけてくれる。気軽に摂取できるので続けやすい。
いかがでしたか?健康効果が高いえごまパウダー、ぜひ日々の食生活に取り入れてみたいですね。