きくらげの食物繊維はごぼうの3倍、便秘解消だけでなく消化も緩やかなので食べすぎ防止や糖尿病予防にも効果的な食材です。また骨や歯を丈夫にするビタミンD、体の調子を整えるミネラルなども入っており、毎日の食事に取り入れたいものです。
ただ、スーパーなどで簡単に購入できるのは乾燥きくらげです。
乾燥きくらげは水で戻したりと手間がかかります。すぐに使えないことできくらげを敬遠される方もおられるのではないでしょうか?
この記事では栄養たっぷりなきくらげを少しでも使いやすくなるように、簡単でより美味しくきくらげを活用できるようにご紹介していきたいと思います。
Contents
きくらげの早くて簡単な戻し方
基本の戻し方
きくらげの基本の戻し方は水に6時間程浸します。
この時注意したいのは長くつけすぎるとコリコリ感がなくなってしまうのできっちり6時間で引き上げることです。
水で戻すことで旨味成分や栄養素の流出を防ぐことができるので時間がかかりますがおすすめです。
30分で戻したい時
6時間も待てない!そんな時には乾燥きくらげを30度ほどの(人肌くらい)ぬるま湯に浸るくらい入れて15分〜30分おくと柔らかくなります。
すぐに使いたい時
もっと時短したい場合には耐熱容器にきくらげが浸るほどの水を入れ、そのままレンジで1分チンするだけで戻せます。
プリプリに美味しく戻すコツ
きくらげのプリプリ感をそこなわずに戻したい時は乾燥きくらげを入れたボウルの中に40度のお湯と炭酸水(お湯の1/4量)に砂糖をひとつまみ入れます。30分程でふっくらとプリプリ戻すことができます。
炭酸水がなくても、砂糖ひとつまみを入れるだけでふっくらと柔らかく戻すことが出来ます。
戻した後は冷蔵・冷凍保存!解凍方法は?
きくらげを戻してみたら意外と多くて余ってしまった経験はありませんか?
そんなときの保存方法をお伝えしたいと思います。
【冷蔵保存】
冷蔵保存の場合は約4〜5日保存できます。
ジッパー付きの袋に少量の水と戻したきくらげを入れて保存します。冷蔵でもプリプリ感をキープしたままできます。
【冷凍保存】
長期保存したい場合は、きくらげを保存用袋に入れてしっかりと空気を抜き密封。そのまま冷凍すれば1ヶ月の保存が可能です。
冷凍するときに小分けしておくと、あとで使う時に便利です。
凍ったきくらげは解凍不要!そのまま料理に使えます。
戻す前のきくらげは直射日光や高温多湿を避けて冷暗所に保管しましょう。
※保存期間は目安です。使う前にきくらげの匂いや状態をよくみて異常がないか確かめて使用しましょう。
コリコリ食感の健康レシピ
コリコリのきくらげの戻し方を覚えたら、料理のバリエーションを増やして栄養満点のきくらげを活用していきましょう。
おすすめのレシピをご紹介します。
中華風春雨サラダ
酢でさっぱりとしているので食欲のない時でも箸がすすみます。
【材料】
☆かんたん酢など好みのお酢・・・100㏄
☆四川豆板醬・・・小さじ1/2
☆鶏ガラスープ粉末・・・小さじ1
☆だし醤油・・・小さじ1
☆ごま油・・・小さじ1
☆いりごま・・・大さじ1
・春雨(乾燥)・・・40g
・もやし・・・1袋
・卵・・・2個
・ハム・・・10枚
・乾燥きくらげ・・・2~3枚(お好みで増やしても大丈夫)
・人参・・・1/2本
・きゅうり・・・1本
・塩蔵わかめ・・・50g
・和がらし・・・適量
【作り方】
①薄焼き卵を焼いて細切りにして錦糸卵を作る。ハム、きゅうりも細切りにしておく。
②春雨を大きめの鍋で茹でる。茹で時間の残り3分になったら細切りしたきくらげと人参を入れて茹で時間残り1分半になったらもやしを入れる。
③茹でたものを冷水で洗いザルにあげ水気を切る。
④☆印の調味料を混ぜ合わせる。
⑤塩蔵わかめは水洗いして水に浸けてお気、食べやすい大きさにカットする。
⑥全ての具材・調味料をポリ袋に入れ混ぜて味を馴染ませる。
⑦お皿に盛り付け、お好みで和がらしを添える。
もやしときくらげのナムル
きくらげのコリコリ感ともやしの食感がマッチした一品。簡単に出来るところも魅力。
【材料】
・もやし・・・1パック
・乾燥きくらげ・・・3g
・いりごま(白)・・・少々
☆ごま油・・・大1
☆酢・・・小1
☆鶏がらスープの素・・・小1
☆醤油・・・小1/2
☆ニンニク(チューブ)・・・2㎝くらい
【作り方】
①きくらげは軽く洗ってから戻しておく。
②もやしは耐熱容器に入れ、ラップをして2分チンし、粗熱をとる。
③ボールに☆印の調味料を入れ、よく混ぜ合わせておく。
④合わせ調味料の中に水気をよくしぽったもやし、きくらげ、いりごまを加えて
和える。
きくらげの佃煮風
お弁当やご飯のおともに常備してあると便利なきくらげの佃煮です。
【材料】
・乾燥きくらげ・・・30g
・塩昆布・・・10~20g
・鰹節・・・1パック
・醤油・・・大さじ1
・ごま・・・適量
【作り方】
①きくらげは戻しておく
②きくらげは細切りに切る
③フライパンにごま油を入れ、切ったきくらげ、塩昆布を入れて軽く炒め合わせる。(甘めの味が好きな方はここで味醂や砂糖を加える)
④きくらげと塩昆布が馴染んだら醤油を加えてサッと混ぜ火を止める
⑤最後に鰹節をごまを加えて混ぜる
【まとめ】きくらげの戻し方を身につけて活用しよう!
・きくらげは食物繊維がゴボウの3倍、ビタミンD、ミネラルも豊富
・戻し方は水で6時間、ぬるま湯で15分から30分、レンジで1分
・砂糖と炭酸水できくらげはプリプリになる
・保存は冷蔵は4~5日、冷凍は1ヵ月できる
・戻す前の乾燥きくらげは直射日光や高温多湿を避けて冷暗所に保存。
きくらげは戻すのに少し手間がかかりますが、栄養たっぷりなので水、ぬるま湯、レンジ等を使って賢く料理に取り入れていきたいですね。
優秀食材きくらげを美味しく食べて、健康と美容を手に入れましょう。