抹茶は最近特にその健康効果が注目されてきています。欧米では健康食品として扱うほど抹茶が人気がでています。
抹茶にはダイエット効果や美容効果などたくさんのうれしい効果があります。また運動前に飲むことで脂肪燃焼効果も期待できます。
ですがカフェインが多いことからたくさん飲むことで副作用などないかと心配される方もおられるかと思います。
この記事では抹茶の効果効能や摂取量、副作用などについてご紹介していきます。
Contents
脂肪が減る?5つの効果効能
ダイエット効果
抹茶の中にはカテキン、カフェイン、テアニン、食物繊維が多く含まれています。これらの成分は次のようなダイエット効果が期待できます。
・糖の吸収を抑える作用
・内臓脂肪、皮下脂肪を燃焼させてくれる
・脂肪の吸収を抑制する作用
・リラックス効果でドカ食いを防ぐ
・血糖値の急上昇を抑える
・便秘解消効果で代謝をよくする
カテキンはポルフェノールの一種で抹茶の中に一番多く入っています。カテキンには糖の吸収を抑える作用があり、食べ過ぎてしまった食事の糖分を脂肪に変わるのを防いでくれます。
また内臓脂肪や皮下脂肪を燃焼させてくれる効果があります。
さらに渋味成分であるタンニンには脂肪の吸収を抑制する作用が期待できます。
カフェインは抹茶に100㎖あたり30㎎が入っています。約コーヒーの半分くらいの量になります。抹茶を飲むことで頭がスッキリして活動的になりエネルギー消費量が上がります。
テアニンはリラックス効果が期待でき、イライラの原因となる交感神経を鎮めてくれます。この効果によってストレスでドカ食いしてしまうのを防いでくれるので、ダイエット中に最適です。
食物繊維が豊富な抹茶。抹茶の70%が食物繊維で不溶性食物繊維はおからの約3倍、水溶性食物繊維はゴボウの約3倍です。
不溶性食物繊維は便通を促してくれ便秘解消に効果的です。水溶性食物繊維は糖質の吸収を緩やかにしてくれるので、血糖値の急上昇を抑える作用が期待できます。
血糖値の急上昇は脂肪を溜め込むこととなり肥満の原因となります。血糖値の上昇を緩やかにすることは痩せることに繋がっていきます。
以上のように抹茶成分はダイエットに良い物ですが、ただ抹茶を飲めば痩せるというものではありません。
抹茶は適度な運動や食事管理によるダイエットのサポート的な役割として用いれば効果的と言われています。各成分の働きを見ていきましょう。
抗酸化作用
抹茶にはや抗酸化作用のあるポルフェノールのカテキン、タンニンが含まれていて活性酸素を除去して身体のサビを取り除いて老化防止に役立ちます。
他にもビタミンCやβカロテンなど抗酸化作用が期待できる成分が豊富に含まれています。
美肌効果
抹茶には豊富にビタミンC、βカロテンが含まれています。ビタミンCはオレンジの4倍含まれているとも言われます。
紫外線で受けたダメージからのお肌の回復を助け、シミやソバカス、くすみを防ぎます。
また、お肌の水分が減少するのを防ぎ、保湿効果も期待できます。
うれしいことに抹茶のビタミンCは熱にも強いのでホットでのんでも大丈夫です。
便秘解消、腸内環境を整える
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科講師の井上亮氏は、抹茶が腸内フローラに与える影響を研究され、1日2回(朝夕)、1~2週間の飲用で悪玉菌が減り、腸内に良い酸を作る酪酸という善玉菌が増えたという結果を発表されました。
この研究結果によって抹茶を継続的に飲むことで腸内環境が整えられ下痢や便秘、軽度の不調などの改善が期待できることがわかったそうです。
抗菌作用の効果
抹茶に多く含まれるカテキンには抗菌作用が風邪やインフルエンザ予防に効果的です。緑茶でうがいをするといいと言われるのはカテキンの殺菌作用によるものです。
さらにカテキンは虫歯の予防にも効果的です。
最適な摂取量や飲むタイミングは?
抹茶の最適な摂取量はカフェインの量を考えて1日小さじ2~3杯くらいがいいでしょう。
厚生労働省は成人1日のカフェイン摂取量を300~400㎎未満に抑えたほうが良いとしています。妊婦さんは胎児の事を考えて200㎎以下に抑えるのが良いそうです。
カフェインは抹茶以外にも入っているので、その量を考えて小さじ2,3杯に抑えておくのが良いと考えられます。
抹茶の飲むタイミングは朝がおすすめです。抹茶の成分により頭がスッキリとして活動的になりエネルギー消費量が増えます。
さらにリラックス効果もあるので忙しい朝の心に余裕を与えてくれます。
午後からはあまり沢山飲まないように気をつけましょう。夜眠れなくなってしまう人もいるのでご自分の体質に合わせて飲まれるのがいいでしょう。
抹茶の副作用はあるの?
抹茶に含まれるカフェインが多く含まれます。それによって副作用があるのではないかと思われる方もおられるのではないでしょうか?
国の機関である「食品安全委員会」で発表しているカフェイン摂取でおこる可能性のある急性症状としては
・めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え
・不眠症
・下痢、吐き気
そして長期間摂取した時に起こる症状の可能性として
・肝機能が低下している場合、高血圧リスクが高くなる可能性がある
・カルシウムの摂取が少ない場合、骨粗しょう症の発症の原因とある可能性がある
・妊婦のカフェイン摂取により胎児の発育を阻害する可能性がある
以上のような症状があるということも念頭においてかしこく抹茶を生活に取り入れていきたいですね。
おすすめ抹茶の厳選ベスト3!
抹茶は葉っぱもすべて飲むものなので有機栽培されたものが安心安全に飲み続けられますよ。
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京都宇治茶の主産地「和束」の香り高い抹茶です。茶筅で立ててもいいし、お菓子にも使えるものです。
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はじめて抹茶を飲まれるのに向いている抹茶です。
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【まとめ】抹茶でリラックスして健康になろう
・抹茶の効果効能はダイエット効果、美容効果、殺菌作用など万能
・抹茶の摂取量は1日小さじ2~3杯
・副作用はカフェインの飲み過ぎや「食品安全委員会」が発表しているデメリットがある
昔から受け継がれてきた茶道で抹茶は用いられてきましたが、今では抹茶ラテや抹茶ケーキなど様々な食品に使われています。
見た目も綺麗な抹茶に癒されながら健康になっていきましょう。