昆布水は水に昆布をきざんで入れ一晩浸けたものです。「それって昆布だしのこと?」と思われるのではないでしょうか?
その通りですが、実はこの昆布水が「魔法だし」として話題になっているのです。
昆布水の血圧を下げる効果や血糖値の急上昇を抑えてくれたり、シミしわを防ぐなどが期待できることが注目されています。
昆布水はそのまま飲んでも良いですし、料理に使ったり、中の昆布は料理として使うことができるので食生活にぜひ取り入れたいものです。
そこでこの記事では、昆布水についてのちょっとした疑問である「日持ち」について、作り方、昆布水のアレンジレシピについてご紹介していきます。
Contents
昆布水の日持ちはどのくらい?
昆布水は冷蔵庫で10日間保存できます。
常温保存するとすぐに傷み長い時間保存するときは、必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存をしましょう。
昆布水に2回使っただしがらも料理に使えますが、オリーブ油、しゅうゆ、酢に浸けることで冷蔵庫で3週間保存できます。
【作り方】
オリーブ油、しょうゆ、酢を水気を切っただしがら昆布がかぶるくらい入れて混ぜる。
【利用法】
オリーブ油:和風スパゲッティなどの油(昆布ごと)として使ったり、サラダのドレッシングの油として加える
しょうゆ:和食や中華などに醤油の代わりにつかう。こんぶはそのまま一品料理として使える。
酢:サラダや酢の物に酢として昆布ごと使える。
昆布水の最適な保存方法
昆布水の保存方法は冷蔵保存と冷凍保存ができます。
冷蔵で10日間もつので冷凍しておくより使い切ることを考えたほうが良いかもしれませんが、「思っていたより残りのだしの量が少なく料理に足りない!」とか緊急のときに少しあると便利かもしれませんね。
冷凍保存するときはすぐに使いやすいようにジップロック、製氷器、タッパーなどに小分けにして入れ凍らせて保存しましょう。
製氷器に入れただし汁は凍ったらフリーザーバッグなどに入れて保存しましょう。
冷凍したものは3週間くらい持ちますが、冷凍庫内の匂いを吸ってしまうなど、時間が経つと昆布水の風味が変わるので、早く使い切りましょう。
昆布水の作り方
【材料】出汁用の昆布・・・10g(出汁用の昆布を使う。煮物用や食べる昆布は不向き)
水・・・1リットル
【作り方】
①昆布を霧吹きで濡らして切りやすくする。
②昆布をキッチン用ハサミで1~2㎜幅に切る。
③ポットに刻んだ昆布をいれ水を注ぐ。一晩(3時間)以上冷蔵庫で寝かせる。
④一晩浸けたら濁る、海藻臭さが出てくるので昆布は取り出しておきましょう。
※昆布は2回使えます。
※昆布の表面についている白い粉は、マンニトールと呼ばれるうま味成分のことです。取り除かずにそのまま使いましょう。
余った昆布水の使い切りレシピ
昆布水を使って本格的な梅昆布茶が味わえます。
昆布水にトマトジュース
昆布水を飲むのが苦手な人は、トマトジュースと混ぜると飲みやすくなります。
作り方は昆布水100ccにトマトジュース100ccを混ぜるだけです。
炭酸水割り
必要なものは、昆布水、炭酸水は好きな分だけいれます。
炭酸水を入れすぎると、甘味が強くなり昆布水の旨味がなくなるので、調節しながらいれましょう。
だし巻き卵
【材料】(2人分)
卵:4個、サラダ油:適量
昆布水:45㎖ (大さじ3) (昆布だけではなくかつおをいれると美味しくなります。)
調味料は、みりん:小さじ1、酒:小さじ1、薄口しょうゆ:小さじ1と1/2
【作り方】
・卵をといて昆布水と調味料を入れて混ぜます。
・卵焼き用フライパンに油をひいたら余分な油を拭き取ります。
・少しずつ卵液を入れて半熟になったら手前に向かって巻きます。
・巻いた卵をフライパンの奥に寄せたら空いた手前のスペースに油を薄く引きます。
・残りの卵液の1/2を流し入れて、半熟になったら手前に向かって巻きます。
昆布ふりかけ
【材料】
だしの昆布・・・余った分
めんつゆ・・・少々
かつお節・・・適量
白炒りごま・・・少々
【作り方】
・昆布を細長く切ったらめんつゆを入れて煮汁がなくなるまで煮ます。
・煮汁がなくなったらかつお節を入れて白ごまを入れます。
【まとめ】昆布水は栄養いっぱいの魔法だし
・昆布水は冷蔵庫で10日間保存
・昆布水は余ったら料理に使える万能の調味料です。
・取り出した昆布はつくだ煮やふりかけとして、別なおかずを作れる。
昆布水を飲んだ方は50歳を過ぎてもシミしわたるみが少ないという体験談もあります。
さらに昆布水は便秘などにも効果が期待できるので是非試してみてください。
参考元:マキノ出版「コンブ水で病気が治る!楽やせる!」