燻製をダンボールで作るおすすめ食材は?燻煙材は何がいい?

燻製がダンボールで簡単に作ることができるって知ってましたか?ダンボールは断熱性があることや、また、燻製を台無しにしてしまう水分を吸収してくれるので、燻製器にむいてる素材なんです。

このダンボール燻製器でどんな食材の燻製ができるのか、燻煙材は何がいいか、ダンボール燻製器の作り方等ご紹介していきます。

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ダンボール燻製器のメリット・デメリット

まず最初に、なぜダンボールが良いのかメリットと合わせて、デメリットもお伝えしておきます。

メリット

・断熱性があることで、保温効果に優れ燻すのに適している。

・身近なもので、簡単に作ることができる。なので安価である。

・持ち運びに便利。折りたたんだりできるので、収納場所に困らない。

・いらなくなったら、すぐ廃棄できる。

デメリット

・軽いので動いて危ない。

・紙なので燃えやすい。

・紙のため燃えるので、熱燻製ができない。

ダンボール燻製におすすめの食材は?

チーズ

チーズは燻製初心者には最適は食材です。下準備もなしですぐ燻製できるので簡単です。それでいて初めてでも失敗率が低いです。ただ、高温になり溶けてしまうことがあるので、要注意!アルミ箔やクッキングシートをしいて網にのせましょう。

作り方

材料

・6pチーズ

(いろんなメーカーの商品がありますが、おすすめは雪印です。コンビニのチーズは溶けやすいのでNGです。)

・スモークウッド

・お好みで、ピートパウダー

手順

・煙が出始めて、網の上にアルミ箔かクッキングシートをしいてチーズをのせる。

・1.5時間~2時間燻製します。途中、チーズの上の水滴あがあればキッチンペーパー等で拭き取ります。

・燻製後すぐに食べれますが、1時間~3時間おくと更に熟成された美味しさがでます。

カマンベールチーズ

カマンベールチーズは、丸ごと網においてスモークすると、中はトロトロそとはスモーキーな美味しい一品になりますよ。

作り方

材料

・ホール型カマンベールチーズ(カットされてるものはNG)

・スモークウッド

・お好みで、ピートパウダー

手順

・冷蔵庫から取り出して3分~5分おく。(冷えてると水滴が出やすい)

・煙が出始めたら、アルミ箔かクッキングシートをしいたカマンベールチーズを網にのせる。

・30分くらい燻製する。途中水滴がついていたらキッチンペーパーで拭き取る。

・取り出して粗熱が取れるまで、風通しの良いところで乾燥させ、その後2時間冷蔵庫で寝かせます。そのまますぐに食べても大丈夫ですが、寝かせたほうがスモーキーさがでて味わいが違います。

 

ソーセージ

ソーセージも乾燥がいらないので、簡単に燻製できる食材です。

作り方

材料

・ソーセージ

・スモークウッド

・お好みで、ピートパウダー

手順

・冷蔵庫から出したら3分~5分おく。(あまり冷えてると水滴がつきやすい)

・煙が出始めたら網にのせる。

・1時間くらい燻製する。

枝豆

枝豆は、燻製にすることで新しい美味しさが味わえます。冷凍枝豆で大丈夫なので、手軽にできますね。

作り方

材料

・冷凍枝豆1袋

・スモークウッド

・ピートパウダー

手順

・枝豆を解凍する

・水気をペーパータオルで拭き取り、皿に広げ、冷蔵庫で3~5時間乾燥させる。ラップはかけない

・煙が出始めたら網にのせ、15~30分燻製する

・できれば1日寝かせる

鶏卵

鶏卵燻製はちょっと手間がかかりますが、燻製ならではの良い味わいを体験できます。ここではできるだけ簡単な方法として市販の半熟煮卵を使った方法をご紹介しますね。

 

作り方

材料

・市販の味付け煮卵

・スモークウッド

・ピートパウダー

手順

・煮卵を袋から出して、軽くキッチンペーパーで水気をふき取り、冷蔵庫で2時間ほど乾燥させる

・煙が出始めたら卵を網の上に置き、1.5~2時間燻製する

・すぐ食べてもいいけど、1日寝かせればよりおいしい

うずら卵

燻製うずら卵はよくおつまみコーナーでみかけますね。美味しいので手作り燻製に挑戦してみてください。うずらゆで卵の殻向きは結構難しいので、これも水煮のものを使って出来るだけ手間を省いて作りましょう。

 

作り方

材料

・うずら卵の水煮

・めんつゆ

・スモークウッド

・ピートパウダー

手順

・ジップロックにうずら卵をいれ、かぶるくらいに麺つゆを入れる。冷蔵庫で1日つける。途中2回くらい混ぜる。

・うずら卵の水気をふき取り、少し乾燥させておく。

・煙が出始めたら網にのせ4~5時間燻製する。

・1時間くらい寝かせる。

ホタテ

魚介類の中で燻製を作りやすいのがホタテではないかと思います。そしてベビーホタテなら安くて試しやすいでしょう。ボイルしてあるものを使いましょう。

作り方

材料

・ボイル済みホタテ

・スモークウッド

・ピートパウダー

手順

・ホタテの水気をキッチンペーパーで拭き取り、皿に重ならないように並べて、ラップをせずに冷蔵庫で1日乾燥する。

・煙が出始めたら網にのせ、1.5時間くらい燻製する。途中裏返す。

・燻煙終了後、キッチンペーパーにはさんで5時間~24時間寝かせればさらにおいしい。せめて1時間は寝かせる。

鶏肉

テカテカの皮がとっても美味しそうなスモークチキンはとても手間暇かかりますが、チャレンジしてみたい一品ですね。

作り方

材料

・チキンレッグ

・塩 1本につき大さじ1

・ブラックペッパー お好みの量

・オールスパイス、ドライバジル等スパイス

・本数分のジップロック

・スモークウッド

・ピートパウダー

・温度計

手順

・チキンレッグに塩、スパイス類を後で塩抜きするので、少し多めに振りかける。

・1本づつ袋に入れて、出来るだけ空気を抜いてチャックを閉める。

・冷蔵庫で24時間寝かせる。

・漬け込み後の肉を流水で洗い流し、すべての肉をボール等の容器に入れて流水で1時間浸し塩抜きをする。(肉がしっかりとつかる容器を使う)

・ジップロックに肉を入れ、出来るだけ真空になるように空気をぬく。70~80度に保ったお湯で肉を2時間湯煎する。(低温でボイルすることで肉がプリプリになる)

・水気をキッチンペーパーで拭き取り、冷蔵庫で1時間乾燥する。この時肉は重ならないようにする。

・煙が出始めたら網にのせ、2時間燻製する。(温度は70度くらいで燻製する。温度が上がらなかったら木炭とかを入れて温度を上げる。

引用元:http://kdioutdoor.seesaa.net/article/382535154.html

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お試し食材

ダンボール燻製器で作る代表的な食材を紹介してきましたが、その他のお試し食材も紹介しておきますので、興味のあるものがあったらトライしてみてください。

・マシュマロ

・チーズケーキ

・アーモンド等ナッツ類

・ししゃも

燻製器をダンボールで作ろう

ダンボール燻製器はいろんな作り方がありますが、2通りの作り方をご紹介しておきます。

きっちり編

材料

・ダンボール

・丸棒1本 40㎝

・角棒2本 40㎝

・受け皿付き網

簡単編

材料

・菜箸

・ガムテープ少し

・バーベキュー網

・鍋敷き(燃えない素材のもの)

・深めのアルミ皿

市販品

燻煙材は何がいい?

燻製に欠かせないのがスモークチップやスモークウッド等の燻煙材です。

スモークチップとスモークウッドの違いは、チップは木材を細かく砕いたもので、スモーカーや鍋、アルミの皿などにいれ下から火で熱を加えチップを燃やして煙を出します。

一方、スモークウッドは木くずを固めて棒状にされたもので、直接断面にバーナー等で火をつけて煙を出します。

燻製には、冷燻法、温燻法、熱燻法の3種類があります。ダンボール燻製器は30度~80度で、1時間から1日くらいかけて燻す温燻法です。

この温燻法にむいている燻煙材はスモークウッドのほうがむいてるようです。

スモークウッドの種類は色々あります。食材や好みで選ばれたらいいでしょう。特長について説明されているサイトをご紹介しておきます。

参考:https://my-best.com/680

また、チップやウッドの上にかけて一緒に使うことにより、香り高いスモーキーフレーバーを味わえるピートパウダーという燻煙材があります。

より燻製感を体験したい方は、試してみるのもいいですよ。

失敗しないコツ

燻製を失敗させないためには、とにかく乾燥が重要となってきます。その理由は乾燥をさせることで

・水分をおとして保存性を高める

・乾燥が足りないと煙の中の苦み成分がついてえぐ味が出る

等です。なのでしっかりと冷蔵庫で乾燥させましょう。時間がかかり面倒ですが、おいしい燻製を作るには必要な手間のようです。

燻製作りの安全管理

燻製は炎は見えませんが、火を使うので非常に危険といえます。特にダンボール燻製器は紙が素材なので、燃えやすいです。十分気をつけましょう。

注意事項

・絶対に目を離さない。

・消火用にバケツ2杯くらいは準備しておく。

・重しをして動かないようにする。

・キャンプ場などは、人が躓いたり、周りに燃え移ったりと、危険が予測されるので、場所選びは慎重にする。

まとめ

・食材は、乾燥しているものからおすすめ。

・ダンボール燻製器は手軽につくれる。

・燻煙材はスモークウッド。ピートパウダーもおすすめ。

・成功のコツは乾燥。

・ダンボールは燃えやすいので危険。十分注意する。

身近にあるダンボールで美味しい燻製ができるのは嬉しいですね。キャンプなどで作れば盛り上がるし、思い出にもなりますね。

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