日本中から愛された“ミスタープロ野球”長嶋茂雄さんが2025年に逝去され、多くの人がその偉大な功績を偲ぶ中で、「遺産はいくらだったの?」「相続人は誰?」といった関心も高まっていますよね。
さらに、長男・一茂さんの“相続放棄”発言や、家族間の確執の噂まで…。
一体、長嶋家には何が起きているのでしょうか?
この記事では、
- 推定総資産17〜20億円の中身とは?
- 相続人4人のプロフィールと立場
- 一茂さんの発言は法的に有効なのか?
- 財団設立の意味や家族間トラブルの背景
- 相続問題から私たちが学べること
をやさしく、わかりやすく解説していきます。気になる裏側、覗いてみませんか?
1. 長嶋茂雄の遺産はいくら?推定資産総額と内訳
引用元:産経新聞
1-1. 総資産は約17〜20億円超?不動産・株式・印税まで網羅
「ミスタージャイアンツ」こと長嶋茂雄さん。
2025年6月に89歳で亡くなったというニュースは、日本中に衝撃を与えましたよね。
そして、やっぱり気になるのが「長嶋さんって、いったいどれくらいの遺産を残したの?」というところ。
これ、もちろんただの現金じゃないんです。
資産の中身を見てみると、いろいろと興味深いんですよ。
内訳はこちら。
- 不動産資産:約15億円以上
- 東京都世田谷区成城の自宅(推定評価額:約5億円)
- 千葉県佐倉市の土地
- 投資用賃貸マンション(複数所有)
- その他の資産:約5億円
- 株式・事業投資:約2億円以上
- 印税・著作権収入:約1億円以上
- スポンサー契約やロイヤリティ:約1億円以上
- その他金融資産
特に有名なのが東京都世田谷区成城にあるご自宅で、こちらの評価額はなんと約5億円といわれています。
それ以外にも千葉県佐倉市に所有していた土地、さらに複数の投資用賃貸マンションもあったようで、不動産だけで15億円以上はくだらないと見られています。
読売ジャイアンツとの長年の関係から、関連会社の株式を持っていたという話もちらほら。
こちらはざっと2億円以上と推定。
そして、巨人軍の終身名誉監督としての報酬や、CM出演、スポンサー契約などから得ていたロイヤリティやタレント収入も1億円規模。
つまり、引退後も安定した収入源を確保していたわけです。
長嶋さんは派手に見えて堅実派。不動産投資なども現役時代からじわじわ積み上げていたそうで、「さすが長嶋さん」と言いたくなるような資産形成術ですよね。
1-2. 現役・監督時代の年俸と晩年のCM収入も巨額だった
「現役時代の長嶋さんって、どれくらい稼いでたんだろう?」と気になる方、多いはずです。
1958年に読売ジャイアンツに入団してから、長嶋さんはプロ野球のど真ん中を駆け抜けました。
そして、引退後もその存在感はまったく衰えず、むしろ監督時代には年俸が1億円を超えていたなんて報道もありました。
いや、すごすぎます。
そこに加えて、テレビ出演やCM出演も多数。
実は、あの手のCM出演料って、1本あたり数千万円することもあるんです。
晩年も複数の企業と契約していたので、まさに「生涯現役で稼ぎ続けた男」といっても過言じゃないですよね。
こうしてみると、長嶋茂雄さんの資産って、ただ巨額なだけじゃなくて、その稼ぎ方や蓄え方にも物語があるんです。
プロとしての生き様がそのまま財産に現れているような気がしませんか?
2. 長嶋茂雄の相続人は誰?4人の子どもとそのプロフィール
引用元:日刊ゲンダイ
相続人としてあげられるのは、長嶋茂雄さんの場合妻と子供です。
長嶋さんの妻・亜希子さんは2016年に他界されているため、法定相続人は4人のお子さんとなります。
4人の子供さんのお名前はこちら。
- 長男:長嶋一茂さん(1966年生まれ)- 元プロ野球選手、現在はタレント
- 長女:長嶋有希さん(1967年生まれ)- 一般人
- 次女:長嶋三奈さん(1968年生まれ)- スポーツキャスター
- 次男:長嶋正興さん(1970年生まれ)- 元レーシングドライバー
2-1. 長男・長嶋一茂の立場と注目される発言
元プロ野球選手で、今はテレビで見ない日はないというくらいタレントとしても大活躍中です。
え?放棄しちゃったの?と驚いた方も多いと思います。
でも、ここがちょっとややこしいんですよ。
法律的に言うと、
つまり、生きているうちに“放棄”はできないんですよね。
なので、一茂さんの「相続放棄した」という話は、たぶん“形式的な放棄”ではなく、「自分は遺産をもらうつもりはないよ」という意思表示だったのではないかと見られています。
ただ、こうした発言の背景には、過去の家族との不仲説や、資産管理をめぐるトラブルなども噂されていて…長嶋家の事情はなかなか複雑そうです。
2-2. 医師でもあった長女・有希と一般人の次女
長嶋さんには娘さんも2人いらっしゃいます。
実は、医師として活動していた時期もあるという優秀な方なんです。
ただ、メディアにはほとんど顔を出していないので、あまり知られていないかもしれませんね。
この方はメディアに登場することも多く、スポーツキャスターとして活躍していました。
実は、長嶋茂雄さんの資産の多くを管理している「オフィスエヌ」という会社の代表を務めているとも言われていて、現在の長嶋家の実質的な資産管理者という見方もあるんです。
家族内では一茂さんとの対立が報じられたりもしていますが、三奈さんが長嶋ブランドを守る立場にいるのは間違いなさそうですね。
2-3. 元レーサーの次男・正興の動向は?
あまり表には出てきませんが、実は昔はレーシングドライバーとして活動していたというユニークな経歴の持ち主です。
メディア露出はほとんどなく、現在の活動については詳しくわかっていませんが、相続人としての権利は当然持っています。
このように、長嶋茂雄さんの4人の子どもたちはそれぞれ別の道を歩んでいますが、それぞれの立場や関係性が今回の相続にも大きく関わってきそうですね。
今後、遺言書の有無や家族内の協議によって、誰がどのくらい相続するのかが決まってくると思われます。
3. 長嶋茂雄の妻・亜希子さんと相続権:過去の名義や資産整理の影響
引用元:日刊スポーツ
相続の話をするうえで、「配偶者の権利」ってやっぱり大きいんですよね。
でも実は、亜希子さんは2016年にすでに亡くなられているんです。
つまり、今回の相続において、亜希子さんご本人が直接関わることはありません。
でもね、「あ、そうなんだ」で終わらせてはいけないポイントがあるんです。
例えば、過去に亜希子さんの名義で所有していた不動産や金融資産があった場合、それがきちんと整理されていたかどうかがカギになります。
というのも、名義変更がされていなかったり、茂雄さんが相続していた財産がまだ混在していたりすると、今回の相続に影響を与えることがあるんですよ。
また、夫婦間では生前に共有名義で資産を持っているケースも多いので、「あれ、この不動産、誰の名義だったの?」なんて話が後から浮上してくることも。
そうなると、今回の相続対象かどうかを巡って家族間で微妙な空気が流れることもあるかもしれません。
特に長嶋家のように高額資産を所有している家庭では、ちょっとした名義の違いが思わぬトラブルの火種になることもあるんです。
こうした背景をふまえると、すでに亡くなった亜希子さんの存在も、静かに、でも確実に今回の相続全体に影響を与えていると言えるでしょう。
4. 長嶋茂雄の遺言書はある?相続割合と分配の行方
引用元:https://number.bunshun.jp
「で、結局、遺産はどう分けられるの?」って、ここが一番気になりますよね。
カギを握るのが、遺言書があるかどうか。
じゃあ、遺言書がないときってどうなるの?
ということで、ここからはちょっとだけ相続の基本ルールをおさらいしてみましょう。
4-1. 法定相続割合と民法上のルール
つまり、「だれがどれだけもらうか」は民法が決めてくれるわけです。
今回のケースでいうと、奥様はすでに他界されているので、相続人は子どもたち4人になります。
つまり、長男・一茂さん、長女・有希さん、次女・三奈さん、そして次男・正興さん、この4人です。
そしてその場合、
シンプルにいえば、たとえば総資産が20億円あったら、1人あたり5億円ずつということになります。
まあ、実際は不動産とか株とか現金以外の資産もあるので、スパッと割り切れるわけではないんですが、基本の考え方はこれです。
ただし、問題になるのが「誰が何を相続するか」。
たとえば「この家は誰のもの?」「マンションの管理はどうする?」という具体的な話になると、もめる原因にもなりがちです。
お金は分けられても、土地や建物はそう簡単にはいきませんからね。
4-2. 遺言書がなかった場合の分割シナリオ
では、もしも遺言書がなかったとしたら、どういうふうに分けることになるのか。
基本は子ども4人による「遺産分割協議」で話し合いをして、誰が何を受け取るかを決めていくことになります。
…といっても、これがなかなかスムーズにいかないことも多いんです。
特に今回のように、過去に一茂さんが「相続放棄した」と言っていたり、三奈さんが資産管理をしていたりするようなケースだと、意見の食い違いが起きても不思議じゃありません。
たとえば、「一茂さんは遺産を受け取らないと言ってたんだから、その分は他の兄妹で分けるべきだ」となるかもしれませんし、「いや、それって正式な放棄じゃないよね?」という話になるかもしれません。
そしてさらに、「長嶋ブランド」そのもの、たとえば肖像権や商標登録の扱いなんかも、相続財産に含まれる可能性があるんですよね。
これも分け方によってはトラブルの元になります。
こういった背景をふまえると、長嶋家の相続は「誰がどれだけ受け取るか」よりも「どう分けるか」が非常に難しいんじゃないか、という見方もできます。
だからこそ、遺言書の有無ってほんとに大事。
遺された家族が円満に次のステップへ進むためにも、長嶋さんが生前にどんな思いを持って準備していたのか、それが見えてくる日が来るといいですね。
5. 長嶋一茂の「相続放棄」発言は法的に有効か?
引用元:https://number.bunshun.jp
長嶋家の相続にまつわる話題で、ここ数年ずっと注目されているのが長男・一茂さんの“相続放棄”発言ですよね。
「自分は相続を放棄した」「財産には関心がない」といった発言をテレビなどで繰り返してきた彼。
でも、それって法的にはどうなの?本当に放棄できてるの?…というところ、気になる人も多いと思います。
言葉だけ聞くと「一茂さんって潔い!」って感じるかもしれません。
でも、実際の相続手続きはそんなにシンプルじゃないんですよ。
5-1. 法律上の相続放棄の条件と手続きとは
そもそも「相続放棄」って、言葉で言うほど簡単な話ではありません。
日本の法律では、相続放棄は被相続人(=亡くなった人)が亡くなった後にしかできないんです。
つまり、生前に「俺は相続しない!」と宣言しても、それは効力ゼロというわけ。
そして、放棄するためにはちゃんとした家庭裁判所への申立てが必要になります。
申立てが受理されてはじめて、「正式に放棄された」と認められます。
じゃないと、法律上は「相続人として権利がある人」のままなんですね。
5-2. 一茂の発言の意味と法的な矛盾点
では、実際に一茂さんが口にしていた「相続放棄した」という発言はどう受け止めるべきなのか?
多くの専門家が指摘しているのは、「あれは正式な放棄じゃなく、“もらわない”という気持ちの表明にすぎない」ということ。
つまり、あくまで意思表示レベルの発言だったということですね。
そもそも、長嶋茂雄さんが亡くなる以前から「相続はしない」と言っていたので、タイミング的にも法的に有効な放棄にはなり得ないんです。
仮に今後、正式に放棄する意志があるなら、改めて裁判所に申請しなければならないというわけです。
言い換えれば、「テレビでの発言と法律の世界では、意味がまったく違う」ということ。
これってけっこう混乱しやすい部分なので、注意が必要ですね。
5-3. 「遺産放棄」と「相続放棄」の違いも解説
まず、「相続放棄」はさきほどお話ししたとおり、法的にすべての権利を放棄するもの。
家庭裁判所での手続きが必要で、放棄したら一切の財産を受け取ることができません。
借金などの負債も含めて「ゼロ」にする、かなり強力な制度です。
一方で「遺産放棄」はもうちょっとカジュアルな感覚に近くて、「話し合いの中で自分は財産をもらわない」と意思表示すること。
法的な手続きを踏まずに、他の相続人に譲るようなスタイルです。
つまり、一茂さんのケースは「相続放棄」ではなく、「遺産分割協議で“もらわない”という立場を取る」という可能性が高いんじゃないか、と言われているんですね。
6. 長嶋茂雄の遺産を巡る家族間トラブルと不仲説
引用元:oriconnews
さぁ、ここからはちょっとデリケートな話に触れていきましょう。
そう、長嶋家に渦巻く“不仲説”やトラブルの話題です。
相続って、お金が絡むだけに、どんな家庭でもピリッと空気が変わりやすい。
でも、長嶋家の場合はそのスケールが桁違い。
財産も大きいし、名前も有名。
注目度も高いとなれば、ちょっとした発言や噂が大きく取り上げられてしまうんです。
6-1. 資産管理は次女・三奈が担当?「オフィスエヌ」の役割
実は、長嶋茂雄さんの晩年の資産管理を担っていたとされるのが、次女の三奈さんなんです。
彼女はかつてスポーツキャスターとして活躍していたことでも知られていますよね。
さらに、「オフィスエヌ」という会社の代表を務めており、この会社が長嶋家の資産を一括管理しているという報道も。
この構図が、相続のときにどう影響してくるのか…ちょっと想像がつきますよね。
6-2. 一茂と三奈の間にある確執とは
かつて一部週刊誌では、「一茂さんが資産を勝手に処分した」とか、「家族会議に参加しなかった」といった報道もありました。
もちろん事実かどうかは当事者しかわかりませんが、なんとなくギクシャクした関係性がにじみ出ている気がしますよね。
特に今回の相続に関しても、「一茂さんは財産に興味がない」と言いながら、三奈さんが主導する資産運用に不満を持っていたという話もあり…。
うーん、これはなかなか難しい問題です。
6-3. 商標権・肖像権も火種に?報道された複数の対立
実は、名前や肖像にまつわる権利も相続の対象になる可能性があるんです。
たとえば「長嶋茂雄」という名前を使ったグッズ展開やメディア使用などがあれば、そこに発生するロイヤリティや商標収入がどう分配されるか…これも立派な遺産なんです。
で、このあたりの権利を誰が管理するかによって、また意見が分かれることも。
実際に、三奈さんがこれらを一括で管理しているという話もありますし、それに対して一茂さんが不満を抱いていたという報道もありました。
だからこそ、相続は「お金の分け方」だけじゃなくて、「家族としての関係性や信頼」が問われるんですよね。
長嶋家のような大きな家族の場合、それが表に出やすくなってしまうのが現実です。
7. 長嶋家の新財団設立とその意図とは?
長嶋茂雄さんといえば、ただの元プロ野球選手ではなく、日本のスポーツ文化そのものを象徴する存在。
そのレガシーを次の世代にどう受け継いでいくのか——実はそこに、大きな動きがあったんです。
7-1. 2023年設立の財団に込められた思い
「財団?なんのために?」と思うかもしれませんよね。
でもこれ、決して珍しいことじゃないんです。
スポーツ振興や文化事業、社会貢献活動などに向けて、著名人の名前を冠した財団が設立されるのはよくある話。
長嶋さんの場合も、自身が築いてきたブランドや影響力を、次の世代に何かしらの形で還元したいという想いが込められていたと考えられています。
中でも注目されているのが、「長嶋茂雄」という名前や肖像が持つ価値。
これを守るための受け皿として財団を設け、今後の管理や運用を法人化することで、個人の死後もレガシーを継続的に維持できるようにしておく——そんな目的が見えてきます。
7-2. 三奈が財団を支援、一茂はハワイの墓へ?
すでに彼女は父・茂雄さんの資産を管理する会社「オフィスエヌ」の代表としても知られており、まさに“長嶋ブランドの守護者”のような存在になりつつあります。
一方で、長男の一茂さんは「財産は要らない」とたびたび発言していて、近年では「自分は母親が眠るハワイの墓に入りたい」と話していたとも報じられています。
この発言には、財団や家族との距離感が滲んでいますよね。
つまり、財団設立を通じて“長嶋茂雄”という存在を日本社会に残す”動きと、一茂さんの個人的な距離の取り方が、微妙な対比になっているとも言えるわけです。
8. 長嶋茂雄の遺産相続から学べること:エンタメ界と法的リテラシー
ここまで読んできて、「すごい家族だなぁ…」と思った方、たくさんいると思います。
でもね、これって決して他人事じゃないんですよ。
たとえ私たちの家の遺産が17億じゃなくても、相続って誰にでも起こる“身近なドラマ”なんです。
8-1. セレブ相続の現実:財産より大事なのは信頼関係
セレブ家庭の相続って、どうしても「お金の奪い合い」のイメージが先行しがち。
でも実際は、どれだけ信頼関係を築けていたかが勝負の分かれ目だったりするんです。
長嶋家のケースで言えば、兄妹それぞれが違う立場や人生を歩んできて、だからこそ価値観も考え方もバラバラになりがちなんですよね。
その上で財産という“モノ”を前にすると、お互いのズレが顕在化してしまう。
一茂さんの「放棄発言」も、表面だけ見れば立派だけど、家族との温度差が背景にあったのかもしれません。
そして三奈さんのように、父親の資産や名前を守る役目を担う人がいたからこそ、今こうして“長嶋茂雄”というブランドが生き続けている。
相続で本当に大切なのは、「どう分けるか」より「どう残すか」そして「誰とつながっていくか」。
セレブ相続こそ、家族の絆を問われるリアルな場面なのかもしれません。
8-2. 相続トラブルを防ぐために必要な3つの備え
じゃあ私たちはどうすればいいの?
ということで、ここでは相続トラブルを避けるための3つの備えをご紹介します。
どれもシンプルだけど、やっておくだけで家族の未来が変わるかもしれません。
長嶋茂雄さんの相続は、単なるお金の話ではなく、「人が生きた証をどう継承していくか」という深いテーマが込められていました。
みなさんの家庭にも、きっと何か学べるヒントがあるはずです。