アライグマは日本でも被害をテレビなどで見かけるようになりました。
もともとアライグマは北米に生息する動物です。
そのアライグマが日本に持ち込まれた理由はなんでしょうか？
また、可愛いアライグマですが見つけた時の注意点や駆除方法などはどのようにするればよいのでしょうか？
この記事では、アライグマの歴史や生態、危険性、駆除方法などについて解説します。
Contents
アライグマが日本に持ち込まれた理由とは？
アライグマが日本に持ち込まれた理由としては以下のものが考えられます。
アニメの影響でペットとして輸入された
アライグマが日本に持ち込まれた理由の一つは、1970年代に放送されたアニメ「あらいぐまラスカル」の影響です。
アメリカで少年がアライグマと友達になる物語で、日本でも大人気になりました。
その可愛らしさから、多くの人がアライグマをペットとして飼いたいと思うようになり、北米から大量に輸入されました。
最盛期には年間1500頭ものアライグマが輸入されていたと言われています。
飼育が困難になり自然に捨てられた
たくさんのアライグマが輸入されましたが、アライグマはペットとして飼育するには向いていませんでした。
気性が荒くて攻撃的であり、繁殖力も高くて餌やケージも大きいものが必要でした。
そのため、飼育が困難になった飼い主がアライグマを自然に放してしまうなどの無責任な行動により野生化したアライグマが生息するようになったことが理由として挙げられます。
動物園から脱走した
また、動物園や施設から脱走したアライグマもいました。
例えば、1962年に愛知県の動物園から12頭のアライグマが集団で逃走した事件があります。
こうして野生化したアライグマは、日本各地で繁殖し広がっていきました。
アライグマの危険性を知ろう
アライグマは可愛らしい外見と好奇心旺盛な性格から人気がありますが、実は非常に危険な動物です。
以下に、アライグマの危険性について詳しく説明します。
アライグマは狂犬病のキャリアである可能性がある
アライグマは北米では「狂犬病」のキャリアとして知られています。
狂犬病とは、ウイルスによって引き起こされる感染症で、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。
人間にも感染する可能性があります。
日本では近年、狂犬病の報告はありませんが、それは国内のペットや家畜に対する予防接種や検査が徹底されているからです。
しかし、野生化したアライグマにはそのような管理が行われていません。
もし、アライグマが海外から持ち込まれたり、国内で感染したりした場合、日本でも狂犬病の流行が起こる恐れがあります。
アライグマは生態系を破壊し、農作物や家屋に被害を与える
アライグマは雑食性で、魚やカエル、昆虫や鳥類など様々な動物を捕食します。
また、果物や野菜などの植物も食べます。
そのため、アライグマは日本の在来種の生息域や食物を奪い、生態系を乱すことになります。
特に、アライグマはカワウソやタヌキなどの水辺の動物と競合し、その数を減らすことが指摘されています。
また、アライグマは絶滅危惧種であるカワセミやヤマネコなどの貴重な動物を襲うことも報告されています。
アライグマを見つけたらどうする？
アライグマを見つけたら、以下のような対策を取ることが必要です。
アライグマに餌付けしない
1.アライグマは人間の食べ物やペットの餌、野菜などに惹かれてやってきます。
餌付けをすると、アライグマが人間に慣れてしまい、より積極的に近づいてくるようになります。
2.アライグマに餌付けしないためには、ペットの餌やゴミ箱などは屋内に保管するか、しっかりと蓋を閉めることが大切です。
アライグマに近づかない
1.アライグマは人間に対して攻撃的な場合があります。
特に子供やペットはアライグマの獲物と見なされる可能性が高いので注意が必要です。
2.アライグマに近づかないためには、アライグマが出没する時間帯や場所を避けることが重要です。
アライグマは夜行性で、夕方から朝方にかけて活動します。
また、木々や茂み、屋根裏や物置などに隠れることが多いです。
3.アライグマに遭遇した場合は、静かに後ずさりして逃げるか、大声を出して威嚇することが効果的です。
決して目を合わせたり、追いかけたり、触ろうとしたりしないでください。
アライグマの駆除方法は？
アライグマは危険で、住宅や農作物に大きな被害を与える害獣です。
自分で駆除するのは危険で難しいので、以下のような方法を検討してみてください。
害獣駆除業者に依頼する
アライグマの駆除は料金はかかりますが、安全に素早く駆除してもらえる方法だと思います。
「害獣退治屋さん」
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また、アフターサポートもあり、住み着いていた場所の清掃、除菌、消臭もしてもらえます。壊れた天井や壁などの修理も対応可能です。
そして長期保証サービスもあり、再度住み着かれたときも対応していただけます。
1度ご相談されると良いと思います。
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アライグマの駆除だけでなく、予防対策や被害修復も行います。
専門スタッフが迅速かつ安全にアライグマを捕獲し、適切な処分を行ってくれます。
アライグマが日本に持ち込まれた理由は？・まとめ
・アライグマは1970年代にアニメの影響でペットとして日本に持ち込まれたが、野生化して害獣となった。
・アライグマは環境破壊や伝染病の危険性が高く、人間や他の動物に被害を与える。
・アライグマを見つけたら、専門の業者に依頼する。
・自分で駆除する場合は法律や安全性に注意する。
アライグマは可愛い動物ですが、野生化したものは人間と共存できない害獣です。
アライグマに遭遇したら、適切な対処をしてください。
また、ペットとして飼うことは法律で禁止されていますので、絶対にしないでください。