【原因】硫酸入り貯水槽に転落!蓋が割れた?過去にも事故があった

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11月3日に北九州・メッキ加工工場で作業中に硫酸貯水槽に19歳男性作業員が転落するという事故がありました。

男性従業員は病院に搬送されましたが、11月6日にお亡くなりになりました。

いったいどういう経過で転落してしまったのでしょうか?

原因は何だったのでしょうか?

また同じ会社の別工場でも事故があり、安全管理が問われています。

詳細を調査しまとめてみました。

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硫酸入り貯水槽に19歳男性が転落!時系列

走る救急車

・11月3日

メッキ加工工場で勤務する19歳の男性従業員が、硫酸や薬液の入った貯水槽に転落し、下半身に火傷。
病院に搬送され治療を受ける。

・11月6日

治療していたが入院先の病院で男性が亡くなる。

硫酸入り貯水槽に転落した原因

小倉警察署

どんな作業をしていたのか?

転落した男性はポンプの部品交換を1人でしていたようです。

貯水槽の近くとありますが、「転落」とあるので上で作業していたと考えられますね。

貯水槽の近くでポンプの部品交換作業をしていたということです。

引用元:https://newsdig.tbs.co.jp/

なぜ転落してしまったか?

報道されている情報の中には蓋の上に乗った際、蓋が割れて転落してしまったと説明するものもありました。

また、別の情報もあり蓋が普段は覆われているものが、少し外れていたという説明もあります。

貯水槽の上部は普段、プラスチック製のふたで覆われていますが、通報を受けて警察が確認したところ、ふたは完全に被っていない状態でした。

引用元:https://newsdig.tbs.co.jp/

厚生労働省のサイトには、過去に他企業で塩酸タンクの上部が劣化して破れ、転落する事故があったとあります。

今回の事故も同じような劣化によるものなのでしょうか?

では今回の貯水槽が同じような形状のものか見てみましょう。

貯水槽の大きさは?

貯水槽は、

横2.5メートル、奥行き0.8メートル、深さ1メートル
 
という大きさでした。
深さは1メートルくらいあり、大人では腰くらいの高さですね。
やけどが下半身だったということは、足をつくことができた深さだったと考えられます。
厚生労働省にあった事故の塩酸タンクは、大人の身長以上のものだったようです。
 
また、今回の事故では「蓋」と表現されています。
塩酸タンクの場合は「天板」と記載されていました。
なので今回の事故ではその上を歩くという作りにはなっていなかったと推測しましたが、どうなのでしょうか。
詳しい調査の結果を待ちたいと思います。
 
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過去にも事故があった!

今回事故のあったメッキ加工工場では、他工場でも事故がありました。

どんな事故かというと、

従業員の内田啓裕さん(23)=太田市粕川町=が部品を運ぶ機械に挟まれた。内田さんは約3時間後、伊勢崎市内の病院で死亡が確認された。伊勢崎署が詳しい原因を調べている。

引用元:https://www.sankei.com/

その時も1人で確認作業をされていました。

危険なものを扱う会社として、安全対策は万全だったのでしょうか?

再発防止を徹底してほしいですね。

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メッキ加工工場の転落事故・みんなの声

SNSではこの事故に対する様々な意見があげられていました。

ご冥福をお祈りします。 とても心が痛みます。
 
どんなに痛くて苦しかっただろう。 亡くなられた方が不憫でなりませんし、次は我が身という恐怖を感じる。 どうか安らかにお休み下さい。 ご冥福をお祈りします。
 
可哀想に。1人だけで仕事してたのだろうか?誰か他に一緒に仕事してたにしても、作業は2人ひと組でやらせた方がいい
 
まだまだこれからの人生だったろうに ましてや仕事でこんなひどい目に遭って 心からご冥福をお祈りしたい そして今後こんな悲劇が起こらないよう、原因の究明と今後の安全対策を十分やってほしい
 
1人作業や教育って言うのも大切ですが、まずは落ちない仕組みを作る事が大切です。仕組みを作り極力危険にならない環境を作り、それを遵守する体制や教育を行う事が大切だと思います。本来は熟練者であれ、新人であれ危険な状況にならないようにするべきかと。
 
若い方が亡くなる痛ましい事故、最近このような事故が頻発している気がします。まだまだやりたいこともたくさんあったろうに、まさか硫酸に落ちて亡くなるとは…。
 
こういう危険な仕事こそAIやロボットの出番だと思うのだけれど違うだろうか。
 
従業員の安全対策はどうなっていたのか、そこが一番問われなければならない。
 
今後は同じ事故が起こらないようにと願います。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
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