韓国新大統領に就任する見通しの李在明（イ・ジェミョン）氏。
少年工として働き、事故で障害を負いながらも人権派弁護士となり、ついには韓国のトップへ──そんな劇的すぎる経歴、気になりませんか？
本記事では、
- 李在明氏の生い立ちと逆境の克服
- 弁護士・政治家としての実績と信念
- スキャンダルや“反日”とされる発言の背景
- 支える家族や国民に支持される理由
をわかりやすく丁寧に解説しています。
「なぜ彼が選ばれたのか？」その理由を知ることで、韓国の今とこれからもきっと見えてくるはずです。
読み終える頃には、ただの“経歴”では語れない彼の人間味と戦略眼にきっと惹かれていることでしょう。
1. 李在明(イ・ジェミョン)のwiki経歴！いま注目される理由
引用元：毎日新聞
名前（ハングル）： 이재명
生年月日： 1963年12月8日（戸籍上は1964年12月22日）
年齢： 61歳（2025年現在）
出身地： 韓国・慶尚北道安東郡礼安郡面道村（現：安東市）
本貫： 慶州李氏
学歴： 中央大学校 法科大学 法学科卒業
職業： 政治家、弁護士、作家
所属政党： 共に民主党（過去に複数の中道左派政党に所属）
現職： 第14代 大韓民国大統領（2025年6月4日〜）
配偶者： 金恵京（1991年結婚）
子女： 息子2人
主な経歴と役職
- 弁護士登録： 1989年、司法試験合格後、社会派弁護士として活動開始
- 城南市長： 2010年〜2018年（2期）
- 京畿道知事： 2018年〜2021年
- 国会議員： 仁川広域市桂陽区乙選出、2回当選
- 共に民主党代表： 2022年〜2025年
- 大統領選挑戦： 2022年は惜敗、2025年に当選
1-1. 1963年生まれの大統領、安東出身の“叩き上げ”
韓国の新しい大統領、李在明（イ・ジェミョン）さんってどんな人？と気になる方、多いですよね。
まさに“韓国のど真ん中”とも言える場所で育った彼ですが、その人生はとにかく波瀾万丈。
政治家としてのキャリアもさることながら、まず注目してほしいのは、その出自。
いわゆる「サラブレッド」ではありません。
子どもの頃から家計を支えるために働き、勉強なんて夢のまた夢。
そんな環境の中で、どうやって韓国の頂点にまで登りつめたのか……。
この“叩き上げ”という言葉こそ、彼の人生を表すにぴったりな表現なんですよ。
1-2. なぜ彼が今、世界から注目されるのか？
なぜ今、李在明さんがこれほどまでに注目されているのか？その答えはシンプル。
2025年、彼は韓国大統領選挙で見事な勝利を収め、韓国第14代大統領に就任するからです。
でも、単に「大統領になったから」だけじゃないんですよね。
もともと彼は2022年の大統領選でも有力候補として注目されていたんですが、そのときは惜敗。
でも、あきらめずに挑戦を続けたことで、今回の快挙に繋がったわけです。
その「負けても折れない精神」が、多くの人の心をつかんだとも言われています。
しかも、彼の政治的スタンスは「庶民目線」。
格差是正、社会的正義、そして民主主義の回復というテーマを掲げ、支持を広げてきました。
韓国国内だけじゃなく、世界中のメディアも彼の発言や動向を取り上げるようになっています。
そう、今や“韓国のリーダー”という枠を超えた、国際的な注目人物になっているんです。
2. 李在明の壮絶な生い立ち：少年労働者から国家の頂点へ
引用元：ハンギョレ新聞
2-1. 工場での労働と大けが、プレス機事故の真実
「貧困」という言葉、よく聞くけど実感が湧かないって人もいるかもしれません。
でも李在明さんの子ども時代を知れば、きっとその意味が変わってくるはず。
それも、野球グローブを作る工場での肉体労働。
しかも、過酷な作業環境の中で彼は大けがをしてしまいます。
想像しただけでも痛そう……。
そんな身体的なハンディキャップを背負いながらも、彼は前を向いて進んできました。
ただの“苦労話”で終わらせたくないですが、こういう過去があるからこそ、彼の言葉には説得力があるんですよね。
2-2. 検定試験で道を開いた逆転人生
引用元：ハンギョレ新聞
中学や高校に通う余裕がなかった李さんは、いわゆる「中卒・高卒認定試験（検定）」に挑戦します。
それだけでもすごいのに、彼はその後、
しかも、学費は奨学金でまかなっていたとのこと。
しかも一発合格。
もう、映画か漫画の世界みたいな話ですよね。
逆境を跳ね返していくエネルギー。
その背景には「社会の不条理に負けたくない」という強い気持ちがあったんじゃないかと思います。
ここまでくると、単なる努力家っていうより、ちょっとした“伝説”レベルです。
3. 李在明の弁護士時代：人権派としての信念と実績
引用元：東京新聞
3-1. 中央大学法学部卒業後、司法試験合格へ
先ほども触れた通り、李在明さんは中央大学法学部を卒業後、司法試験に合格しています。
彼が弁護士として選んだ道は、いわゆる“エリートコース”とはちょっと違いました。
この時点で、すでに彼の“弱者を見捨てない”という人生哲学がにじみ出ていますよね。
法律の知識を“強い者”のためではなく、“声を上げにくい人たち”のために使う。
そんな姿勢に、多くの人が共感したのも納得です。
3-2. 農民・労働者支援に傾けた熱意と行動
彼が取り組んでいたのは、農民や労働者の権利を守る活動。
韓国では、過酷な労働環境や土地問題に苦しむ人々が少なくない中で、李さんは現場に足を運び、法的な支援を行ってきました。
たとえば、不当解雇に苦しむ労働者のために交渉したり、農地の権利をめぐるトラブルで農民の声を代弁したり。
彼の活動は、まさに“現場第一主義”。
決して机の上の理屈じゃなく、人の痛みに寄り添う姿勢があったからこそ、多くの支持を集めたんだと思います。
法律家としての経歴は、そのまま彼の“政治家としての原点”でもあります。どれだけ高い地位に登っても、彼が“庶民の味方”と言われ続けるのは、この時代の記憶があるからなんじゃないでしょうか。
4. 李在明の政治キャリア：城南市長から大統領へ
引用元：ハンギョレ新聞
4-1. 2010年 城南市長選での勝利とその背景
李在明さんが最初に政界の表舞台に登場したのは、2010年のこと。
当時の城南は、経済格差や福祉の課題を抱える典型的な都市で、政治的には保守系が強い地域。
でも、そんな中で李さんが選ばれたのには、ちゃんと理由があるんです。
自らの過酷な人生経験を通じて、「弱い人に寄り添う政治」を訴え続けたんですよね。
そして、ただ理想を語るだけじゃなく、現実的な政策提案もきっちり示していたのがポイント。
例えば、福祉予算の拡充や、市民参加型の政治体制づくりなど、「あ、この人なら変えてくれるかも」と思わせる説得力があったんです。
しかも市長になってからの彼の行動力がまたすごい。
無駄な行政支出を徹底的に削減して、子育て支援や低所得者層向けの福祉サービスを次々と実現していきました。
口だけじゃない、動く人。
それが李在明という政治家の第一歩でした。
4-2. 京畿道知事時代の政策と民意
2018年に当選すると、ここでも彼は“行動派”っぷりを発揮します。
たとえば、有名なのが「基本所得」の試験導入。
危機管理能力も光っていました。
一方で、李さんの強いリーダーシップには賛否もありました。
強気な発言や、既得権益層への批判的な姿勢から、「攻撃的」と感じる人もいたようですが、逆に「よくぞ言ってくれた！」という庶民の支持はさらに厚くなったんです。
この知事時代があったからこそ、彼の“改革派”イメージが国民に強く根付いたとも言えるでしょう。
4-3. 2025年の大統領選再挑戦と勝因分析
そして2025年。
2022年の初挑戦では、尹錫悦（ユン・ソンニョル）さんに惜敗しましたが、そのときも実は僅差。
だからこそ、彼の再チャレンジには多くの国民が期待を寄せていたんです。
今回の勝因はいくつかありますが、やっぱり最大のポイントは「庶民への寄り添い」。
物価上昇や雇用不安、格差問題に直面している人たちの声を丁寧に拾い上げて、それを政策に落とし込むスピード感と説得力が他の候補とは一線を画していました。
さらに、自ら都市開発疑惑で起訴されているという不利な状況でも逃げずに戦った姿勢が、「あの人なら信用できる」と多くの有権者の心を動かしたんですよね。
まさに「ピンチをチャンスに変える」勝負強さが光った選挙でした。
5. 李在明の家族構成：公私ともに支える“芯の強い妻”と息子たち
引用元：朝鮮日報
5-1. 妻キム・ヘギョン氏の人物像と夫婦関係
李在明さんの人生を語るうえで欠かせない存在。
おふたりは李さんが弁護士として活動していた頃に出会い、その後結婚。
政治家の妻というと“裏方”というイメージがあるかもしれませんが、彼女はちょっと違います。
ヘギョンさんは医療・福祉分野への関心が非常に高く、これまでも地域医療や公衆衛生に関する活動に積極的に関わってきました。
夫の政治活動を支えるだけでなく、自身も社会の課題に正面から向き合う姿勢が印象的なんですよ。
そして何より、彼女の“芯の強さ”がスゴい。
李さんが都市開発疑惑などでバッシングを受けていたときも、変わらずそばにいて支え続けたんです。
公私ともにパートナーという言葉がぴったりの夫婦関係で、信頼の深さがにじみ出ていますよね。
5-2. 息子たちの素顔と家族エピソード
李在明さん夫妻には、ふたりの息子さんがいます。
詳細なプロフィールはあまり公開されていませんが、家族写真やインタビューなどから、非常に穏やかな家庭環境で育ってきたことがうかがえます。
政治家の子どもって、どうしても注目を浴びがちですが、李さんは子どもたちに“普通の生活”を送らせることを大事にしているようです。
おそらく、それも自身が過酷な子ども時代を過ごした経験から来ているんでしょうね。
政治の舞台では“強い父親”として、家庭では“優しいお父さん”として、うまくバランスを取っている様子が感じられます。
家族という支えがあってこそ、彼のようなリーダーシップが生まれるのかもしれません。
6. 李在明の対日姿勢：反日か戦略か？本音を読み解く
引用元：dマガジン
6-1. 過去の発言と背景にある政治的文脈
「李在明さんって、反日なの？」と気になる人も多いですよね。
でも、その答えはちょっと複雑。
たしかに、彼は過去に日本の輸出規制や歴史認識問題について、かなり強い言葉で非難したことがあります。
でも、それを単純に“反日”と決めつけるのは、少し早計かもしれません。
彼の発言には、いつも“政治的なメッセージ”が込められているんです。
つまり、外交カードとしての駆け引きや、国内世論へのアピールの意味合いもあるってこと。
特に、徴用工問題や慰安婦問題のように感情が入りやすいテーマでは、国民の気持ちに寄り添う形で強い姿勢を示してきたわけですね。
6-2. 「反日」イメージと外交カードの関係
一見“強硬派”に見える李さんの対日姿勢ですが、実はそれほど単純ではありません。
強い言葉を使う一方で、裏では日本との経済連携や安全保障面での対話も大切にしているという側面もあるんです。
政治の世界って、表で言っていることと、裏で考えていることが必ずしも同じじゃないですよね。
李さんの場合も、「対日強硬＝感情的な反日」ではなく、「交渉のためのポジショニング」として強めに出ているケースが多いんです。
実際、彼の言葉をよく分析すると、「日韓の協力が不可欠」とか「未来志向の関係構築が必要」といった発言も多く見られます。
外交って“静かな戦い”ですから、表面だけを見て判断するのはちょっと危険かも。
6-3. 日韓関係再構築への現実的ビジョン
これからの日韓関係において、李在明さんがどんなビジョンを持っているのか。
ここが最大の注目ポイントです。
彼の基本スタンスは、「歴史認識では譲らないけど、未来の協力は必要」というバランス型。
つまり、過去の問題にはしっかり向き合いながらも、経済や安全保障、観光、気候変動といった未来志向のテーマでは連携していこう、というスタンスなんです。
理想論ではなく、現実的な外交手腕が試される場面が今後どんどん増えていくでしょう。
特にアメリカと中国の間で揺れる東アジア情勢の中で、日韓が対立している場合じゃないっていうのは、誰もが感じていること。
李さんのようなバランス感覚を持ったリーダーが、橋渡し役としてどう動くのか。これからの動向に、ますます目が離せませんね。
7. 李在明の課題と展望：経済再建と民主主義の両立は可能か
引用元：読売新聞
7-1. 公約に掲げた経済政策と格差是正策
さて、李在明大統領が掲げていた公約の中で、もっともインパクトがあったのが「経済の再建」と「格差の是正」でしたよね。
聞こえはいいけど、実際にどんなことをしようとしてるの？って気になりますよね。
李在明さんは、まず“基本所得”の導入に意欲を見せています。
これは京畿道知事時代にも実験的に実施していた政策で、特定の年齢層に毎月一定額のお金を給付するという仕組み。
特に若者向けの支援として人気が高かったんですよ。
要は、「働けない状況でも最低限の生活を守る」っていう、安全ネットを広げようという考えです。
さらに、中小企業支援や地域経済の活性化にも力を入れると明言していて、中央集権的な経済政策から、もっと“現場”に近い地方分散型のアプローチにシフトしようとしている感じなんですよね。
加えて、労働者の権利保護や非正規雇用問題にも踏み込む姿勢を見せているので、低所得層や若年層にとってはかなり期待が高い政策パッケージ。
格差が広がるばかりの時代だからこそ、“生活者目線”の経済再生に注目が集まっているわけです。
7-2. 尹政権との違いと“開かれた政治”の理想像
尹錫悦前大統領の政治スタイルと、李在明大統領の違いって、はっきりしてます。
ひとことで言うと、尹政権は“上から型”、李政権は“対話型”です。
尹政権では、検察出身ということもあってか、法と秩序を前面に出す強硬な政策運営が目立っていましたよね。
記者会見の少なさや国民とのコミュニケーション不足が指摘されるなど、“閉じた政治”という印象が強かった。
それに対して、李在明さんはもっと開かれた、つまり“顔の見える政治”を目指しています。
自分が貧しい家庭で育った経験もあるからこそ、現場の声を聴くこと、そして政治家の“説明責任”を果たすことにかなり意識的なんです。
とはいえ、開かれた政治を実現するには透明性だけでなく、国民の信頼も必要不可欠。
その信頼をどうやって築いていくかが、これからの課題でもあり、見どころでもあります。
8. 李在明とスキャンダル：都市開発疑惑と国民の目
引用元：東京新聞
8-1. 大庄洞開発事件とは何だったのか？
これ、聞いたことあるけど、結局なんだったの？って人も多いと思います。
ざっくり言うと、李さんが城南市長を務めていた頃に推進された都市開発プロジェクトで、一部の関係者が莫大な利益を得たことが問題視されたんです。
このプロジェクト、表向きは「公共利益のため」とされていたんですが、フタを開けてみると民間業者が巨額のリターンを得ていて、「癒着じゃないの？」という疑いが持たれたわけですね。
もちろん李さん本人は、「すべて合法的に行われた」と主張していて、不正への関与は否定しています。
それでも、検察は起訴に踏み切り、裁判が進行中という状況なんです。
これだけならただのスキャンダルですが、注目すべきは、李さんがその逆風の中でも一貫して堂々と対応していること。
逃げずに裁判に臨む姿勢は、多くの国民に“覚悟”を感じさせたようです。
8-2. 裁判中でも選ばれた理由とは
普通だったら、こんな疑惑を抱えた政治家が大統領選に勝つなんて考えられない。
でも、李在明さんはやってのけたんです。
なぜか？それは彼が見せた“逆境に立ち向かう姿勢”が、むしろプラスに働いたからだと言われています。
実際、多くの有権者はこう思ったはずです。
「この人は、疑惑があっても逃げない。ちゃんと向き合っている」と。
政治不信が強い今の時代だからこそ、“誠実さ”というものが何よりも価値あるものに見えたのかもしれません。
また、李さん自身が「陰謀だ」「政治的迫害だ」と主張することで、一部の支持者の間では「これは政敵による攻撃だ」という見方も広まりました。
被害者としての立場に共感した人も多かったわけです。
つまり、スキャンダルを「終わらせる」んじゃなくて、逆に「乗り越える材料」として使ったというのが、李在明という人物のすごさなんですよね。
9. 李在明の人気の理由：“逆境力”が支持される時代背景
引用元：西日本新聞
9-1. 国民が共感した“這い上がる力”
なぜ李在明さんがここまで支持されているのか。
それは、ただの“政策力”や“スピーチのうまさ”じゃないんです。
これに尽きます。
子どもの頃から貧困に苦しみ、工場での労働中に大けがを負い、体に障がいを残した。
それでも彼はあきらめず、検定試験で高校・大学進学の道を切り開き、司法試験にも合格。
そして政治家としても、負けても何度でも挑戦してきた。
こんな人、応援したくなりませんか？
特に、格差が広がり続けている現代の韓国において、「希望を失いかけた人たち」が李さんに希望を託しているのは当然の流れかもしれません。
彼の生きざまそのものが、今の時代の“ロールモデル”になっているんですよね。
9-2. SNSとメディア戦略が生んだ支持の波
そして、もうひとつ注目したいのがSNS戦略の巧みさ。
李在明さんは、政策や考えを堅苦しく語るんじゃなくて、日常の言葉で発信するのがうまいんです。
これは、特に若者層や都市部の支持を集める大きな要因になっていて、「政治って遠い存在じゃないんだ」と感じさせてくれたことが、人気の背景にあります。
大手メディアを通さず、自分の言葉で“届けたい人に届ける”時代にぴったりなスタイル。
だからこそ、彼はSNS時代の“政治家の新しい形”を体現しているとも言えるんです。
10. 【考察】李在明は韓国を変えるのか？
引用元：日本経済新聞
10-1. 若年層・都市部の支持から見る新リーダー像
若者や都市部に暮らす人々が、なぜ李在明さんを支持するのか？
これは単なる“世代交代”という話ではないんですよね。
彼のメッセージは、「自分の人生、諦めなくていいんだよ」ってことをストレートに伝えてくれるんです。
地方と都市、富裕層と低所得層。分断が広がる現代の韓国において、李さんはそれらを“線引き”するんじゃなくて、“橋渡し”しようとしている。
新自由主義への反発や、生きづらさを感じている若者たちにとって、彼の存在は「政治って、自分のためにあるかもしれない」と感じさせてくれるものだったんです。
だからこそ、李在明というリーダーは、単なる“政治家”以上の存在として、希望を象徴するアイコンになっているのかもしれません。
10-2. 保守と革新の分断を超える“接着剤”になれるか
そして最後に、今後の韓国政治の最大のテーマと言ってもいいのが“分断の克服”。
保守と革新、地方と都市、若者と高齢者……社会のあちこちにある溝を、どうやって埋めていくか。
李在明さんは、自身が両極のどちらかに属しているというより、その間を歩いてきた人なんですよね。
だからこそ、今後の韓国政治において、彼が“接着剤”のような役割を果たすことができるかどうかがカギになってきます。
そのためには、もっと対話を、もっと信頼を。強さだけじゃなく、柔軟さも求められるフェーズに入ってきました。
果たして李在明は、分断の時代に橋を架ける存在になれるのか？今後のリーダーシップに注目です。
