竹部さゆりはJT杯で何を言った?山崎隆之の離婚暴露で炎上した全発言まとめ

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2025年8月のJT杯で、竹部さゆりが対局中に放った“ある発言”が大きな波紋を呼びました。

舞台は渡辺明 vs 山崎隆之という注目カードの最中。

竹部さゆりが何を言ったのかというと、山崎九段の離婚に関するプライベートな話を、しかも本人が公表していない情報を、生放送でさらっと暴露してしまったんです。

この記事では、

  • JT杯で竹部さゆりが何を言ったのか、具体的な発言の内容
  • 会場の空気が凍りついた瞬間と対局者の反応
  • SNSで炎上した理由と過去の“問題発言”の数々
  • 公務自粛の内容と、将棋界に突きつけられた課題

などを詳しくお伝えしています。あの場で何が起きたのか、背景までまるごと整理しました。

目次
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1. 竹部さゆりの問題発言は何を言った?

以下は問題となった発言を動画より引用:

  • 竹部:「で、(山崎九段が)『これから元妻と食事するんです』って言ったのを思い出しました」
  • 中村修九段(解説者): 「…何の話ですか?」
  • 竹部:「去年離婚発表された時すごい人気が出たんですよ(誰の話かは不明)」
  • 中村:「(呆れた表情で)もうプライベートな話はちょっと…」
  • 竹部:「ちなみに渡辺先生も最近離婚されて」

1-1. JT杯の最中に暴露した衝撃のひと言

2025年8月16日、新潟市で開催された「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」2回戦第2局。

対局カードは渡辺明JT杯覇者と山崎隆之九段という実力派同士の注目の一戦でした。

そんな中で、まさかの“聞き手”から飛び出した一言が、対局の雰囲気をガラリと変えてしまいます。

聞き手を務めたのは、女流棋士・竹部さゆり四段。

問題となったのは、大盤解説の途中で口にした次のような発言でした。

「で、(山崎九段が)『これから元妻と食事するんです』って言ったのを思い出しました」

その直後、解説の中村修九段が「……何の話ですか?」と困惑ぎみに返すも、竹部さんは引き下がりません。

「去年離婚発表された時、すごい人気が出たんですよ(※どちらの棋士か不明)」
「ちなみに渡辺先生も最近離婚されて」

…え? 離婚って、本人が発表してないやつ? しかも今、対局中なんだけど…? という空気が、会場全体に一気に広がったんです。

解説席って対局者から少し離れているとはいえ、JT杯のような公開対局では声が届く距離。

集中している最中に、突然自分のプライベート情報が晒されるって、想像するだけでもゾッとしますよね。

この一連の発言が、炎上の火種となったのは間違いありません。

1-2. 対局者の反応と会場の異様な空気

言葉が空気を変える瞬間って、本当にあるんです。

この時の会場、まさにその状態でした。

竹部さんの暴露発言に、隣にいた中村修九段も明らかに戸惑いの表情。

「もうプライベートな話はちょっと…」と、やんわり制止する形になりました。

でも時すでに遅し。

観客席はもちろん、配信を見ていた視聴者の間にもピリッとした緊張が走りました。

会場は子どもから大人まで幅広い層が集まるファンイベント。

明るく和やかな雰囲気だったはずが、あの一言で一変したといわれています。

そして何より気になるのが、対局者の様子。

特に山崎九段は、その後の終盤で失着が目立ち、結果として渡辺九段が逆転勝利。

もちろんプロの将棋は実力勝負ですから、発言だけが原因とは言い切れません。

ただ、あのタイミングで精神的な揺らぎがあった可能性は否定できない…という声も少なくありません。

1-3. 生配信で全国に広がった内容とは?

そして、会場にいた人だけでなく、このやりとりは生配信中に日本中へとそのまま流れていました。

SNS上では「え、今なんて言った?」「対局中に離婚ネタってヤバすぎない?」とコメントが殺到。

「竹部さん」の名前がX(旧Twitter)のトレンドに入るなど、炎上は一気に拡大。

公式イベント中に、本人が公にしていなかった離婚情報を暴露したという点に、多くの人が引っかかりを感じたんですよね。

これがもしオフレコの飲み会とか、オフラインの会話ならまだしも、公共性の高いイベント中、生放送での発言です。

残ってしまうし、広がってしまうし、なにより影響が大きすぎる。

ネットでは、「公式戦でこんな話するなんて信じられない」「対局者への配慮がゼロ」「将棋界のイメージが心配」といった声が相次ぎ、まさに炎上状態となりました。

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2. 竹部さゆりの失言が問題視された理由とは?

引用元:https://shogi100th.com

2-1. 非公開のプライベート情報を暴露した影響

ここで重要なのは、竹部さんが明かした情報が本人たちが公表していなかった私生活の話だったということ。

とくに山崎隆之九段の離婚に関しては、周囲のごく限られた人しか知らなかったはずの内容。

それを、全国に配信される場であえて口にしてしまった…。

これはもう、「うっかり」では済まされないですよね。

そして、もうひとつ問題だったのが、その情報が“笑い話”のように扱われたこと。

プライベートな話題を茶化して話題にすることで、対局者への敬意や配慮を欠いている印象を与えてしまったんです。

視聴者からは、

「人の離婚を笑いのネタにするな」

「心のない話し方に引いた」

という声が多くあがりました。

聞き手としての立場でありながら、当事者の感情や立場を考えない発言だったという点が、大きく非難される理由になりました。

2-2. JT杯という舞台の特殊性

この発言がより問題視されたのは、「どこで言ったか」というシチュエーションの影響も大きいです。

JT杯は、日本将棋連盟とJTが主催する大規模な公式戦であり、子どもから大人まで多くのファンが直接観戦に訪れる普及イベントでもあります。

対局だけじゃなく、解説や聞き手による進行、イベントの雰囲気づくりも含めて“将棋の魅力を届ける”という目的があるんですね。

そんな場所で、対局者のプライバシーをぶっちゃけトークのように晒してしまうのは…さすがに場違いでした。

しかも、解説の声はステージ上でマイクを通じて行われるため、対局者の耳にも届く距離

JT杯がそういう「聞こえる形式」のイベントだと知っていればなおさら、あの発言がどれほど無神経だったかが分かります。

2-3. プロとしての倫理観が問われた瞬間

今回の出来事を通して、多くの人が感じたのは、プロとしての意識や配慮が足りなかったのでは?という疑問です。

竹部さんはこれまでも「毒舌キャラ」「ちょっとぶっ飛んだ発言」で知られていて、それが彼女の個性としてファンに親しまれてきた面もありました。

でも今回のように、公式戦の場で、本人が伏せていたプライベートを暴露するとなると、それは“キャラ”では済まされない。

聞き手という立場は、場を盛り上げるだけでなく、対局者への敬意と観客への正確な解説を両立させる存在

その立場での軽率な一言が、対局の空気を壊し、棋士の集中力に影響し、将棋界全体のイメージにも傷をつけてしまう…。

これは単なる“炎上騒動”ではなく、将棋界にとっても大きな教訓になったはずです。

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3. 竹部さゆりの過去の炎上エピソードまとめ

3-1. アバズレ発言と“永眠してください”炎上ツイート

竹部さゆりが過去に巻き起こした炎上の中でも、特にインパクトが強かったのが「アバズレ発言」と“永眠してください”ツイートです。

2014年、あるニコニコ生放送に電話出演した際、スタジオにいた女性棋士に対して、突然「アバズレ」と発言。

場の空気は一気に凍りつき、視聴者のコメントも騒然としました。

当時の相手はプライベートでも親しい仲だったと言われていますが、だからといって公の場で口にしていい言葉ではありません。

さらにその年、同じ棋士がX(旧Twitter)で「眠いです」とつぶやいたところ、竹部さんはリプライで「永眠してください」と返答。

ブラックユーモアなのか、身内ノリなのか、とにかくその言葉は強すぎました。

案の定、この投稿は炎上。

「冗談にしては不快すぎる」「人としてどうなのか」と批判が殺到し、ネット上はちょっとした騒動に。

軽いノリで返した言葉が、予想以上に大きな火に変わってしまったんです。

この一連の出来事から、“言葉のチョイスが致命的に不適切”というイメージが一部の将棋ファンの中で定着しはじめました。

たとえば2014年、ネットの生放送に電話出演した際、スタジオで解説をしていた女性棋士に対し、何の脈絡もなく“アバズレ”と発言し、会場はとんでもない空気に。その棋士とはプライベートでも仲が良かったため、普段のノリをそのまま持ち込んでしまったのでしょうが、公の場の発言としては不適切だったと言わざるを得ません」(前出・スポーツ紙記者)

引用元:女性自身

3-2. アウト×デラックスでの「地獄に落ちてください」発言と開き直りコメント

「永眠してください」騒動でネットがザワついた直後、竹部さゆりが出演したのが、あの毒舌キャラが集うバラエティ番組『アウト×デラックス』。

この番組で彼女が語ったコメントが、またしても火に油を注ぐことになります。

番組内で、問題のツイートについて聞かれた竹部さんはこう返しました。

「あれは3倍に薄めた言葉なんです。本当は“あんた地獄に落ちてください”って言いたかったんですけど、それだと炎上しそうだから“永眠してください”にしました。」

…という衝撃の告白。

あまりにもサラッと語られた“裏の本音”に、スタジオも視聴者も言葉を失いました。

さらに、「炎上じゃなくて“ネットキャンプファイヤー”って感じだったんですけどね」と、笑いながら振り返る場面も。

反省の色は一切なく、むしろ楽しんでいるような様子に、再び批判が集中。

SNSでは「悪びれないのが怖い」「開き直りにも程がある」といった声が多数上がり、騒動は再燃しました。

バラエティ番組での発言とはいえ、公の場で“毒舌キャラ”を前面に押し出すリスクを、まざまざと見せつけたワンシーンでした。

3-3. 「殺」と「菌」のサイン色紙事件──竹俣紅との緊張のやりとり

竹部さゆりの“伝説のひとつ”として、今でも将棋ファンの間で語り継がれているのが、「殺」と「菌」の色紙応酬事件です。

舞台は2014年に行われた将棋イベント。

そこに登場していたのが、当時まだ15歳で女流棋士2級だった竹俣紅さん。

清楚で才女キャラの竹俣さんと、毒舌で自由奔放な竹部さん。

タイプの違う2人のやりとりは、それだけでもちょっとした見ものだったわけですが――

イベントの中で行われてゲームのようなもので竹部さんがびっくりすることをやってしまいました。

昨年の8月に、ファンサービスイベントとして“女流棋士 竹部さゆり 竹俣紅 コラボサイン会”を行った。当時は竹部さんが35歳で3段、紅ちゃんは15歳で2級だった。1枚の色紙にまず竹部さんが1文字、それに関連した文字を紅ちゃんが1文字入れて言葉を完成させるというものを行うことに。たとえば竹部さんが「努」と書けば、それから連想して紅ちゃんが「力」とつなげて「努力」となる。
ところが、竹部さんは1文字目から「殺」と書いてきた。

引用元:https://japan.techinsight.jp

なんと竹部さんが、竹俣さんに向けて書いたサイン色紙に記された文字は、まさかの「殺」。

会場も一瞬ざわついたといいます。

それを見てファンたちもざわついたが、竹部さんは15歳の紅ちゃんを試そうとしたのだ。紅ちゃんも最初は驚いたが、少し考えると「菌」の字を書いて「殺菌」とした。その動じない切り返しに、ファンから拍手が起きた。

引用元:https://japan.techinsight.jp

すると竹俣さんは、それに対して「菌」と書いて返したんですね。

あくまでユーモアとして受け流したこの対応に、ファンからは「竹俣さんの切り返しがスマートだった」「大人の対応すぎる」と拍手喝采。

一方で、竹部さんの「殺」は「意地が悪い」「冗談でもやりすぎ」と批判的に受け止める声も少なくありませんでした。

こうした過去のエピソードが積み重なって、「また何かやったのか」と、今回のJT杯での発言にも厳しい目が向けられる背景になっているのかもしれません。

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4. 竹部さゆりのプロフィールとこれまでの歩み

竹部さゆりさんは、将棋界の中でもひときわ存在感のある女流棋士です。

近年は対局だけでなく、解説やイベント、テレビ出演などメディアを通じた発信でも知られています。

その一方で、毒舌キャラや自由奔放な言動がたびたび話題になり、ファンの間でも賛否が分かれる存在でもあります。

ここでは、そんな竹部さゆりさんのプロフィールを、これまでの経歴や活動とあわせてご紹介します。

項目内容
氏名竹部 さゆり(たけべ さゆり)
旧姓木村
生年月日1978年6月4日(47歳/2025年時点)
出身地神奈川県逗子市(生まれは横浜市)
師匠伊藤 果 八段
所属日本将棋連盟 女流棋士番号19
段位女流四段(2019年昇段)
プロ入り1995年10月(女流2級)
主な経歴・奨励会三人娘として注目(矢内理絵子・碓井涼子と共に)

4-1. 「奨励会三人娘」としての注目デビュー

竹部さゆりさんが将棋界で注目されるようになったきっかけは、「奨励会三人娘」と呼ばれた存在だったこと。

矢内理絵子さん、碓井涼子さんとともに、1990年代の将棋界において若き女性奨励会員として一躍話題になりました。

1993年に奨励会6級で入会し、1995年には女流2級としてプロデビュー。

当時としては珍しかった若手女性棋士の活躍に、多くのファンが注目しました。

彼女の将棋スタイルもどこか独特で、戦術よりも感性を大事にするタイプ。

早くから“キャラクター”としても際立っていた印象があります。

4-2. 女流棋士としての実績と現在の立場

実績面では、1996年に倉敷藤花戦でタイトル初挑戦(対・清水市代女流六段)、そして2002年には鹿島杯で準優勝といった記録が残っています。

順調に昇段を重ね、2019年には女流四段へ昇進。

2022年には公式戦で史上初の「入玉宣言法」で敗れるという珍しいケースにも名を刻んでいます。

これは将棋マニアの間でも話題になった出来事でした。

また2023年には、コンピュータ将棋協会の理事に就任するなど、普及活動や運営面でも存在感を見せています。

ただ、近年は対局よりもイベントやメディア出演で見かけることが多く、聞き手やバラエティ出演など“将棋界の顔”としての活動が中心になっていました。

4-3. “リサリサ先生”と呼ばれるキャラの魅力

実は、竹部さゆりさんには「リサリサ先生」なんてあだ名もあるんです。

これはあの『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターからきていて、ちょっと強めでミステリアス、でも魅力的というイメージがぴったりだったことからファンの間で呼ばれるようになったんですね。

テレビやイベントで見せるそのキャラクターは、一言で言えば“型破り”。

毒舌、自由、そしてどこか天然。その全てが、いい意味でも悪い意味でも印象に残るんです。

2014年にはバラエティ番組『アウト×デラックス』にも出演し、将棋ファン以外からの注目も集めました。

見た目の華やかさと、ズバッとものを言うギャップ。

その“アンバランスさ”が、竹部さんの最大の魅力かもしれません。

ただし、それが裏目に出ると今回のような炎上にもつながってしまう。

そこが彼女のキャラの“諸刃の剣”なんですよね。

5. 竹部さゆりの今後は?謝罪と処分の全容

5-1. Xで発表した謝罪文の全文とその意味

騒動の火が燃え広がった2025年8月16日、その日のうちに竹部さゆりさんは自身のX(旧Twitter)アカウントで謝罪文を投稿しました。

投稿された文章は以下の通りです。

引用元:X

注目すべきは、「両対局者様」と「解説者の皆様」、そして「関係各位」にまできちんと触れていること。

被害を受けたのは本人たちだけではない、という自覚がにじんでいます。

また、「当面1年間の対局以外の公務を自粛」と明記した点も大きなポイント。

単なる口頭の謝罪ではなく、活動休止という具体的な“行動”で責任を取る姿勢を打ち出しました。

ただし、“対局そのもの”は継続する意向を示しており、棋士としての活動からは退かないというスタンスです。

このあたりに、彼女の中でのけじめの線引きがあるように感じられます。

5-2. 1年間の公務自粛はどこまで影響する?

1年間の公務自粛って、どれだけ大きな意味があるのか。

これは竹部さんという人物の立ち位置を考えると、けっこう重大な決断なんです。

竹部さんはここ数年、対局よりも聞き手やイベント、バラエティ的な出演など、いわば“将棋界の顔”として表舞台に立つ仕事が中心でした。

将棋ファンを惹きつける明るいトークやクセのあるキャラクターで、将棋を知らない層にもリーチしていた存在なんです。

そんな彼女が1年間、イベントやメディアから“姿を消す”となると、単なる個人の問題を超えて、将棋界のプロモーション活動やイベントの雰囲気にも影響を与える可能性があります。

すでに予定されていたイベント出演については「辞退の方向で調整」と書かれていることから、キャンセルや差し替えが進められている段階でしょう。

今後のテレビ出演、イベント司会、YouTube企画など、あらゆるメディア露出から一時的に距離を置くことになりそうです。

その分、復帰のタイミングとその“第一声”が大きな注目を集めるのは間違いありません。

5-3. 将棋連盟の対応はあるのか?

気になるのは、日本将棋連盟としての公式な処分や声明があるのかどうか。

現時点では、竹部さん自身の「自粛宣言」が最初のリアクションとなっており、連盟側からの正式な処分発表は出ていません。

ただ、JT杯は将棋連盟とJTの共催イベントであり、しかも大規模な公開対局。

その中で起きた問題ということで、内部的な話し合いや対応の検討は進められている可能性は高いです。

ネット上では「本人の自己判断だけでは済まない」「公的な処分が必要なのでは」という声も多く、今後の発表次第ではさらに議論が広がるかもしれません。

とはいえ、将棋界は伝統と礼節を重んじる世界。

公の場でのトラブルには、厳格な判断が求められる一方、温情的な配慮も働きがちな業界でもあります。

竹部さんの過去の言動も含め、これまであいまいだった“言動のライン”について、今回をきっかけに見直しが入る可能性も出てきています。

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6. 炎上で見えた将棋界のモヤモヤ、ちょっと考えてみた

6-1. 聞き手ってただの盛り上げ役じゃないんです

将棋の解説会でよく見かける“聞き手”。

明るく、質問上手で、プロ棋士の話を引き出す大切な存在。

でも、ただ場を盛り上げるだけの人じゃないんです。

今回のように、聞き手の一言が対局者に影響を与えてしまうようなケースが出てくると、「聞き手の言葉ってこんなに重かったんだ」と再認識させられます。

とくにJT杯のような“声が届く環境”では、聞き手にも高いプロ意識が求められます。

言葉の選び方ひとつで、対局の空気が変わる。

その責任と緊張感を持つべきポジションなんですよね。

6-2. 「キャラだから許される」はもう通用しない?

毒舌、破天荒、自由奔放…。

そういう“キャラ”で人気を集めるのはアリ。

でも、そのキャラが公共の場で“逸脱”してしまったとき、それを「個性」で片づけるのはもう難しいのかもしれません。

竹部さんは、長年ファンから「クセになる」と支持される一方で、「また何かやった」とため息まじりに見られる存在でもありました。

キャラクター性が光るぶん、言動が炎上の火種にもなりやすかったんです。

今はSNSも配信もある時代。全てが記録に残るし、誰でもその場に“立ち会える”。

そんな中で、「面白い」だけで走り続けるのは、もう限界があるんじゃないでしょうか。

6-3. メディアに出ると、将棋もこうなる?

将棋界がメディアに出る機会は、ここ10年で爆発的に増えました。

藤井聡太さんの登場、将棋Youtuberの人気、イベントの充実。

以前に比べて、はるかに“外向き”になった世界です。

それはもちろん良いこと。

でも、露出が増えるということは、同時にリスクも増えるということ。

バラエティに出る、YouTubeに出る、解説会でトークを回す——そんな中で、どこまで砕けていいのか。

何を言っていいのか。

今回の件は、そういう“地ならし”がまだ整っていなかった部分を浮き彫りにしたとも言えます。

将棋って、静かで真剣な世界。

でも、時代とともに“魅せ方”も変わってきているんですよね。

その中で、どうバランスを取っていくのか。

これからの将棋界にとって、避けて通れないテーマがはっきり見えた出来事だったと思います。

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